ここ数日、急に感染者数というか、PCR検査陽性者数が増えて、緊急事態宣言が

延長になるようです。

 

私は、方針は方針として基本的には守ったほうがいいと思っていますので、

ずっと生活はかわらず、東京都から出ずに地味に暮らしています。

ああ延長ですか、というくらいです。

 

 

先週末、昼間に仕事が終わって帰りの電車に乗っていたのですが、たくさんの人がどこに

行かれるのか、いたって普通の楽しそうな休日の雰囲気でした。

 

数日前の木曜日(22日)には新規感染者数が1900人を超えたのに、というか、

「今って、緊急事態宣言中だよね?」という感はありましたが・・・

 

 

オリンピック開幕前はメディアが、大変だ大変だ、オリンピックはやめるべきだ、

国民の8割は反対している!とガンガン報道しておりました。

(さすがに今は、各局でやっているオリンピック中継番組にスポンサー様がついていますので、トーンダウンしているようですが)

 

しかし、そもそも一般的な人はオリンピックに反対どころか、コロナを怖がってないというか、

たぶん、"もう興味がない"のではないかと。

 

 

 

ああ、この感じって、前にもあったような気がします。

 

たとえばアメリカは、日本とは桁違いに影響が大きいです。

7月30日時点でネットで見た数値を見ますと、

 

アメリカ - 人口 329,065,000人  感染者数 34,672,690人  死者数 611,801人

       人口に対する感染者と死者数の割合は、それぞれ10.537%と0.186%

 

日本 - 人口 126,860,000人  感染者数 903,324人  死者数 15,175人

       人口に対する感染者と死者数の割合は、それぞれ0.712%と0.012%

 

 

アメリカの感染割合10%って、すごく多くない!?とも思いますが、それでも10人に1人です。

 

 

日本でインフルエンザが流行した年が、そんな感じですね。

仕事場の10人のチームの内、誰か1人が休んだところで「Aさん、インフルだってー」

というくらいです。

他の全員がおびえて予防のためにマスクを付けるとか、そんなことはしない。

 

新型コロナウイルスの場合、PCR検査で陽性になっても無症状、という人も多いでしょうから

体感的にはインフルエンザよりも薄いかもしれません。

 

よって、国民性にもよりますが、アメリカではマスクをしない人がたくさんいるというのも、

それほど不思議ではないような気がします。

 

 

対して、日本は感染者数がかなり少なくて、東京都でさえ1.51%。

(感染者数 210,610人 人口 13,960,000人) 

 

結局、1年半たって、200人の内3人。

今後、東京都の新規感染者数1日に3000人のペースが1ヶ月続いたとしても、

累計で200人中4人くらいにしかならない。(累計感染者数 30万人で計算)

 

"1日3000人"という数字を見ると、すごく大きな印象を持ちますが、実際は

感染した経験を持つ人を探すのが困難なレベルです。

これはもう、事実としか言いようがない。

 

 

IOCの人が"パラレルワールド"という言葉を使ってメディアに叩かれていましたが、

実際、日本人にとっても「すごく騒ぎになっているが、まわりの誰も感染していない」という、

世にも奇妙な感じになっています。

 

私は知りたがりの性格なので、いまもこんな感じであれこれ考えてしまうのですが、

こんな状況が続けば、普通の人が興味を失っても不思議ではありません・・・。

 

 

たしかに、いわゆる医療崩壊の状況になって、平常時だったら手術や治療を受ければ

助かるはずの人が入院できずに亡くなってしまったら、それは悲しいことです。

 

ただ、大多数の人にとって、命がかかった治療が必要になることは滅多にありません。

 

よって、たとえ本当に医療崩壊していたとしても、そもそも普段から病院に行かない人は、

全く実感がないことになります。

 

・・・

・・・

 

 

この夏、特に一都三県の知事は県境、都境を超えるなと口を酸っぱくして言ってますが、

それでも旅行や帰省に行かれる方も多いかと思います。

(旅行 = 危険、ということでもありませんが・・・。 忽那教授の話はわかりやすいです。)

 

 

繰り返しにはなりますが、私は方針は方針として、基本的には守ったほうがいいと考えて

います。(方針を立てたのなら、ある程度しっかり実施してみないと、それが有効だったのか、

それともあまり意味がなかったのか、切り分けが難しくなる。)

 

よって、都知事や会社から旅行が解禁されるまで我慢しますけど、まあ、気持ちは

わからないことはないんですね。

 

 

自分や近しい人がたくさん感染して、ひどい症状が出たり、亡くなったりする。

学校や仕事場でも、休んでいる人が多数いる。

ちょっと病院に行ったら、門前払いになる。

 

そういった状況になったら人々の認識も変わるのでは、と書こうと思ったのですが、

そもそもインフルエンザでも多いときは年に1万人亡くなったりするときもありますので

いま正直、「あれ?」と手が止まってしまいました・・・

※インフルエンザが直接の死因というか、インフルエンザに罹患して免疫力が低下し、 

  肺炎などを起こしてなくなるケースが多いらしい。

 

 

各国、いつイギリスに追従するか、タイミングをはかっているところだと思います。