こんばんは!

文月です。

 

昨日ぶりですね。

このペースの投稿だと本当に日記だけ毎日投稿できそうです。

さて、今回も小説。の前に・・・

毎度小説だけでも物足りないので、何かしら僕の身の回りのことでもちょっぴり書こうと思います。

(書いてるうちにネタ無くなって消えるかもですが。)

 

前回僕の初めての作品を投稿しましたが、なぜ小説を書いてみようと思ったかという話をちょろっとしようと思います。

実はN高に夏休みの課題というのは特になくてですね、毎月のレポート提出期限が決まっているだけなんです。

高校一年生の僕は真面目さんだったので七月の時点で九月提出分まで終わっていたんですね。

そうしたら夏休みは暇なんですよ。

え?その次の提出のレポートをやれって?

 

聞こえませんねぇ。

 

というわけで暇を持て余した僕ですが、新しいことに挑戦しようと考えたんです。

それが創作活動。

イラスト、文芸に手を出したんですね。

イラストの方はイマイチ進展が見られませんが、文章力は身についてきたかなと・・・

 

はい、僕の話はここで終わりです。

では小説楽しんでください。

あぁ、言い忘れていました。

今回のお話は少し暗い話ですので、あらかじめご了承ください。

それではどうぞ。

 

***

 

物語を閉じる気分はどうか?
私はとてもホッとした気分になる。
最後に押すエンターキーは快感まで覚える。
それほど気張っているものなんだろう、話を紡ぐというのは。
この物語もあと一歩で幕を閉じる。
昔言われたことをふと思い出す時がある。
「君の世界には絵がない」と。
自分の世界を見せたい気持ちが前に出過ぎていて、そのほかの情景が伝わってこないという。
そうだな、枝豆味のアイスクリームとかいいかもしれない。
アイスクリームという形だけ。味は合わない、美味しくない。
私の物語と同じだ。
でも今はどうだろう。
日本中の人が私の新作を今か今かと待ち望んでいる。
それほどまでに綺麗な絵を見つけたということだ。
人の心に溶け込める情景、心情。私も成長したんだろう。
さぁ、あと一息。
人々が待ち望む最終作。この物語の真実、終わり、最終回。
キーボードを打つ指は、軽く、滑るように。私の描いた物語を画面に打ち込む。
みんなの感想が楽しみで仕方がない。

あぁ。そうだ。これでいいんだ。
これが、皆んなの望んだこと。
物語を閉じる気分はどうか?

最悪だよ。
高い高いビルの屋上から真下を見下ろすなんて最低の気分だ。
あと一歩で世界の望む結果になる。
あぁ最高だ。これで私の物語は終わる。
皆の望んだ最終回。
今思えばいろんなことがあった。
私の作品を売るために必死だったな。
頭も下げたし、少量ながらお金も包んだ。
それの結果これか。私の努力は読者の軽い気持ちで海岸の波のように消え去る。
SNSでは炎上。テレビでも叩かれ、信じていた友人も離れていった。
本当のファンもわからなくなり、私は壊れた。
ここから飛び降りれば、新しい私が生まれるはず。
飛び降りている少しの時間で気づくこともあるはずだ。
よかった。まだ私にも救いがある。

哀愁漂う真っ白い背中は輝く夜景に溶けていった。

 

***

 

どうでしたか?

実はこの話は短編集という形で別にも似た話がたくさんあるんですが、別の話はまたの機会に。

僕は定期的にこんな話を書きます。

別に心が病んでいるとかいうわけではなくてですね、単純に僕の気にいる話は大抵こういう話なんです。

なんの影響を受けたんですかね?

ということで次回予告ですが、おそらくもう上がってます。

次回は海に恋した一人の少年の話です。

僕が初めてコンテストに応募した作品でもあります。

今回の5倍は文字量がありますが、寝る前のお供などで活用してください。

それではこの辺で失礼します。

 

次回──海の足跡