日常では、心の奥に踏み込むことをかわしている

自分を大切に生きたい女性のための

マヤ暦セッション/講座

かばしま　ふみ (プロフィールはこちら)

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再婚・高齢出産を経て、

二児（１男１女）の子育てに奮闘中。

熊本県在住。

マヤ暦・心理カウンセリングをツールに、

お仕事に行き詰まっている人が

じっくり心に目を向け

自分にとって大切なもの、自分らしい生き方を

見つけるお手伝いをしています。

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私は最近、
話し相手が
心の奥に踏み込んだことを感じると、
自然と手を
自分の胸に置く癖がついた。
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ゲゲゲの鬼太郎が
妖気を感じると
髪の毛が立つみたいな感じ。
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※鬼太郎ほどの精度はない。
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手を胸に置くのは、
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相手の想いを
心で受け取るため。
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相手の心がさまよっている景色に、
自分まで連れていかれないよう
自分をここに落ち着けるため。
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ところで、日常の中で
人の悩みが話題にされるシーンは
ままある。
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でも、悩みを聞いていれば
いつも手が胸に行くかというと
そうでもない。
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30分間に渡って
「お姑さんのひどい仕打ち」を聞き続けても
一向に手が動かないこともあれば
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ほんの5分間の会話の中で
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「退職してから色んなことが起きる。
　仕事をしているときの方が楽だった。」
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と語られた後の沈黙の中、
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その人の心が震えが伝わってきて
手が胸にいくこともある。
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こういう感情センサーのような機能を
身に着けて
気付くのは、
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日常の中で
私たちは悩みを語っているようで、
心の奥に踏み込むことは
滅多にしない
ということだ。
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みんな、上手に
心の奥に触れることを
かわし合っている。
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心の奥にある想いを
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見せるのは、怖い。
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見るのは、重い。
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そもそも
生臭い心の奥のドロドロには
蓋をしておけばいいじゃないか。
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共有する意味があるのか？
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それが
あるんです。
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人に伝えると思うと
吐き気がするほど勇気がいることでも、
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見たくないと目を閉じたいことでも
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共有する意味はある。
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例えば、
沈黙の中で
相手の苦しさを感じた時、
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私も、別のシーンでだけど
苦しさを押し殺した時のことを
思い出した。
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例えば、
私が「悔しかった」とこぼした言葉を
「それは分かるよ」と
受け止めてもらったら、
ほっとした。
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自分の居場所ができたし
胃もたれしていた「悔しい」感情が
少しずつ消化されていくのを感じた。
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心の奥を共有すると、
見せた人も
見せてもらった人も、
「私は一人じゃない」という安心や
次の一歩を踏み出すための勇気を
得ることができる。
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そうはいっても、
やっぱり
重たい作業だと思う。

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