涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱

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俺は思い切ってハルヒに話しかけてみた

「なあ 自己紹介のアレ どこまで本気だったんだ?」

腕組みをして口をへの字に結んでいた涼宮ハルヒは
そのままの姿勢でまともに俺の目を凝視した。

「自己紹介のアレって何?」
「いや だから宇宙人がどうとか」
「あんた宇宙人なの?」
「・・・・違うけどさ」
「違うけど 何なの?」
「・・・・・・いや なんでもない」
「だったら話しかけないで。 時間の無駄だから」


涼宮ハルヒの憂鬱

クラスの何人かがこっちを興味深そうに眺めていた。
後でわかったことだがそいつらは東中の出身だった。


この会話はファーストコンタクトとしては最悪の部類に入る会話のお陰で
俺もハルヒにはあまりかかわらないようにしようとしていた。

しかし、ハルヒに話しかけようとする連中も中にはいたが
それもしばらくしたら止んできた。

ハルヒと中学時代を共にしていたという谷口は俺の近くの席だったという事で
俺と同じ中学校出身の国木田と昼飯を食べていた。

谷口によると校庭におかしな地上絵を描いたり
教室の中にお札を貼りまくったりして話題になってたらしい
しかし、面はいいためハルヒに好意を抱く者もいたらしいが
ハルヒは一度受け入れるもののすぐに振っていたようだった。
谷口ももしかしたら振られた連中の一人なのかと思いながら俺は弁当をしまった

4月は涼宮ハルヒもまだ大人しい頃合いで俺の心も安らぐ月だった。
しかしながらハルヒの奇矯な振る舞いはこの時から徐々に片鱗を増していたのだった。

片鱗その1。
髪型が毎日変わる
なんとなく眺めているうちに法則性に気付いたのだが
月曜日はストレートのロングヘアを垂らしてやってくる
次の日は非の打ちどころのないポニーテールでやってきた。
それが嫌になるくらい似合っていたのだ。
その次の日は頭の両脇を髪でくくるツインテールでやってくる
さらに次の日になると三つ編みになり
そのさらに次の日には4か所を適当に結んでリボンで結ぶという奇妙な髪型になる。
月曜日=0 火曜日=2 水曜日=3のような感じで
曜日ごとに髪を結ぶ箇所が増えてきたのだ
さて日曜日の6か所の髪を結んでいるハルヒを見てみたいものである。

片鱗その2。
体育の授業は男女別に行われるのだがうちのクラスは5組と6組が合同で行う
着替えは女子が奇数クラスへ男子が偶数クラスへ行くようになっているのだ。
ハルヒはまだ男子が残っているのにも関らずセーラー服を脱ぎだしたのだった。
その後 ハルヒには女子からの説教があったらしいのだがこれからは
授業終了後、男子は即教室撤退を求められたのだった。

片鱗その3。
基本的に休み時間はに教室から姿を消すハルヒは
放課後になるとまたさっさと鞄を持って出て行ってしまう。
最初はそのまま帰宅していたのだと思っていたが
あきれることハルヒは学校のあらゆる部活動に仮入部していたのだった。
昨日、バスケ部でボールを転がしてると思ったら
今日は手芸部で枕カバーをちくちく縫い、
明日はラクロス部で棒を振り回していたという次第
野球部にまで行っていたというのだから徹底している
運動部からは熱心に入部を勧められそのすべてを断って
ハルヒは毎日参加する部活を気まぐれに変えて
ついにどこにも入部することはなかった。

この件により今年の1年生には変な女がいるとのうわさは
全校を駆け巡り、校長の名前を知らぬやつはいても
涼宮ハルヒを知らぬやつはいないとまでになった。

涼宮ハルヒの憂鬱

そして・・・ 5月がやってくる

3話へ続く・・・・