友達もいないし
サッカーが下手な長男

だけど
練習や試合には必ず参加、
部活を優先する生活を送っていた。


これ、当たり前のことなんだけど
長男の部活は休む子がたくさんいて
同学年に部員が20名以上いる中で
参加率は常にトップだった。


長男には


サッカーが下手でも
ちゃんと部活に参加して
片付けとか率先してやっていたら
絶対にみんな認めてくれる。
先生だって
先輩だって
同級生だって
バカにしないはずだよ。
仲間だと認めてくれるからね。


そう話していた。


今から思えばこんなの綺麗事。
現実は甘くない。

どんなに頑張っていても
認めてくれない連中はいるのだ。


先生や先輩は認めてくれていたし
同級生も真面目な部員は
一緒に片付けしようぜ!と
声かけてくれていたらしいが。



認めてくれない子は

●部活をよく休む
●片付けをしない
●成績が悪い

これが共通点。


長男にしたら

なんで真面目にやっているのに
休んだり片付けをしない子に
バカにされないといけないんだろう

こんな気持ちでいっぱいだったらしい。


テストの結果が悪いと
補習や再テストがあるので
部活を休まなくてはいけなくなる
長男は部内では成績優秀なほうだったので
その時期も部活に参加できた。


その時期だけは
嫌なことを言う子がいないので
練習も楽しかったようだ。


真面目に部活に取り組んでいる子は
イジメなんてしない。
そんなヒマがあるなら
練習に集中している。


そんな子ばかりじゃないのは当たり前。
バカにされないよう、
もっとサッカーの練習をすべきだったとは
思うし、そう言い聞かせたけど
部活でヘトヘトになって帰ってくる長男には時間が足りなかったのも事実。

どうしようもなかった。





現実は甘くない。
上手くなければ認めてもらえない。
おとなしくて控えめな性格なら
サッカー部には入ってはダメ。

マンガのように
下手でも認めるし尊重するなんて
そんなことはない。


これが今回の件で長男と私が学んだこと。


でも いつか長男が
マンガみたいな
そんな仲間に出会えることを願う。