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       最近とても感銘を受けた鎌田實さんの本です。

      鎌田實さんのことをウィキペディアで調べてみたら

      1948年生まれの医師 作家 諏訪中央病院名誉院長

      東京医科歯科大学医学部では全共闘に参加、卒業後、つぶれかけていた長野県茅野市の

      諏訪中央病院医師として、〔住民とともに作る地域医療〕の最前線に取り組んできた。
   
      1988年、今井澄のあとを受けて同病院院長就任。またチェルノブイリ原子力発電所

      被爆事故の患者の治療にも協力し、1994年に信濃毎日新聞賞を受賞した。

      著書〔がんばらない〕は2001年に西田敏行主演でテレビドラマとしてしても放映

      された。

       著書  〔頑張らない〕 〔あきらめない〕 〔それでもやっぱりがんばらない〕

      など多数


        こんな有名な人を知らなくて、去年NHKの(わたしが子供だった頃)と言う
   
      テレビの番組でちょっと特異な環境のなかで育った子供だったので気になっていたのです。

      1歳から養父母に育てられる。テレビでは小学校時代を再現フィルムで見ることになるの

      ですが、養母は心臓病でほとんど入院していて、養父はタクシーの運転手をして

      養母の入院費を捻出するため毎日残業の日々、少し救われたのはやさしい養母

      は入院しているベッドに引き入れて(無条件に抱きしめてくれた) くだり。
    
      テレビでは本人が出演していて回想シーンに戻るというもの。

       
      今、手元に写真の2冊を持っています。
  
      厳しい養父は(一度もぼくを誉めてくれることはなかった)その養父が医者を志した

      鎌田さんを(弱い人の気持ちを理解できる医者になれよ。自分達のような貧乏な者が

      どんな思いで医者にかかっているか、忘れるなよ。それだけだ。あとは自由に生きろ)

      小学校しか出ていなかったけれど、哲学者だった。

      と言わせる下りは何回読んでもグっときます。

       病だけでなく心を受けとめるやさしい医療をめざして奮闘する医師のエッセイ集

      是非お読み下さい、お勧めします。そんはしません(笑)