こんにちはニコニコ

 

 

今日は読書ネタです。

 

 

「ライオンのおやつ」 小川糸 著

2020年本屋大賞2位だそうです。

 

 

 

 

「何か読みたいな~」という曖昧なテンションで

ふらっと立ち寄った書店で見つけました。

 

私が本を読みたくなる時は

大抵、ガス抜きしたいとき…真顔飛び出すハート

 

 

自己啓発系とか、雑誌とか、実用書では無く

小説を読んでるときが一番ガス抜きになる気がしてます。

今のところ。

 

 

 

 

 

なんとなく、普段自分でもおやつを作ることが多いからか、

「ライオンのおやつ」というタイトルに惹かれて買いました。

 

 

 

その名の通り、では無いですが、

”おやつ”が何品も出てきます。

 

 

 

余命宣告を受けた人々が

”人生の終わりにもう一度食べたくなるおやつ”

をテーマに物語が進行していきます。

 

 

 

思い出のおやつ

には、それぞれの人々の

それぞれの物語が詰まっていました。

 

 

おやつを通して、その人の人生を紐解いていくような

素敵な運びでした。

 

 

 

 

 

味、音、匂い

って、記憶をよみがえらせる

強力な力があるように思います。

 

 

「あ、この味、懐かしい!」と思ったり

 

中学・高校の頃に聴いてた流行の曲を

久々に耳にして、その時の記憶が出できたり

 

 

香りと思い出が結びついてたり。

 

誰しもあるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

「死」をテーマにした本は良くあり、

 

感動して涙したり

 

人生について考えさせられたり、というのは

 

小説でよくあり

 

どうしても暗くなってしまいがちですが

 

 

この本はあまり死について暗くなく

 

明るい気持ちで読めるキラキラという点でオススメです。

 

 

 

 

 

主人公の最期には、何人かの限られた人が寄り添いますが

 

その中の物語のキーパーソンである女性が私は好きで、

 

その人の言葉が印象的でした。

 

 

 

人生というのは、つくづく一本のろうそくに似ていると思います。

ろうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら火を消すこともできません。一度火が灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待つしかないんです。

 

中略…

 

生きることは誰かの光になること。

自分自身の命をすり減らすことで、他の誰かの光になる。

そうやってお互いにお互いを照らし合っているのですね。

 

 

 

 

 

私は誰かの光になれているんだろうか…

照らしてもらってばっかりな気がしますあせる

 

 

今日も一日がんばろう!!

 

 

 

 

 

テーマは重いにも関わらず

とても軽快な小説で、小川糸さんのデビュー作

「食堂かたつむり」も読んでみたくなりました。

 

 

 

 

 

 

お読み頂きありがとうございましたニコニコ