こんばんは〜(◔‿◔)
皆さん
いつもこちらのブログに遊びに来て下さって
改めまして、ありがとうございます^^
今回のシリーズはいつもながらの長い文章に加え
ひとつのシリーズとしてはかなり長引いています
いつもは大きな心で我慢強く、読んで頂いてる皆さんも
そろそろ「もうええわい!」と拳震わせる頃かと思い・・・
駆け足で書いています(汗)
今回で書き終えられたらいいなあ〜・・・
さて
3日目の朝はまたもや30分という制限時間付きの朝食のため
全力で朝ごはんを食べ、案の定朝食写真撮り忘れ(=無念)
バスでブイーンと青秋林道を登り登山口へ。
この日の朝は昨日とは打って変わってガスガスのお天気。
午後からは晴れの予報なのですが、何分、ツアーなもんで、
予定通り出発です。
ガスガスの中ブリーフィング。
今日は霧雨と気温が低い為、皆さん上半身はレイン着用で。
登山口から登山道へ入る前に栄作美ガイドが
山の中に向かってぴー!と笛を吹きました。
熊に「今から入るよー」のご挨拶。
その笛が金属の笛ではなかったので
「それなんですか?」と聞いたら
植物のイタドリの茎で作ったそうです。
なんと手作り!
(たて笛みたいに音楽を奏でるわけではないので)
「ただ切ったらいいだけだよ」
と仰っていました。
こんなちょっとしたことでも感動。
ずっとずっと山と共に暮らしてきた人は
生きていくために必要なものは全て
自然の中にすでに備わっているとわかっているかの様。
かっこいいな。
今日入る「二つ森」は青森県と秋田県の県境にあります
登山口から約1時間程でその山頂に立つことができ
気軽に足を踏み入れることのできる山でありながら
晴れていればその山頂からは360度の大展望が望めるらしいのです
白神岳、向白神岳、岩木山、森吉山、田代岳はもちろん
核心地域のポコポコと広がるブロッコリーの様なブナの原生林などが
それはそれは見事に広がる大パノラマの素晴らしい山頂だそうです
今回は生憎のお天気だったため
残念ながら終始展望はなかったのですが(泣)
その分身近な森の美しさが際立ちます
しっとりとした森は色合いも心なしか、くっきりとしていています
すぐに県境です
栄作美ガイドが
「こっちが青森県の山。こっちが俺の山」と(笑)。
今日は黄色い葉とお揃いの装いで嬉しい(笑)
二つ森ははじめ、登りなのだけど
「登るための下り」になります
鞍部まで降りてから本当の登りといった道
(山で時々ありますね♪)
カラフル列車、下りま〜す♪
色とりどりの皆のウエアがとてもカラフルで
紅葉に負けないくらい素敵
近頃の流行?は男性はともかくなのですが
女性も、とても若くてかわいいのに
なぜか戦後の貧しい頃の様なスタイル(←)で、
色はよくいえばアースカラー、普通にいえば地味色で(笑)
パンツはダボダボのモンペスタイル・・・といったのが多いけど
なんだかもったいないなあと思うこともたまにあります^^(←余計なお世話)
森の樹々たちのスタイル、
森が纏う四季折々の装いが
ステキだなあと感じたりするのです↓
↑この道は少し急なのですがあまりにステキな森なので
急登の苦しさが全くといっていいほどありませんでした^^
ほどなくして
日本海側からの風を感じる様になったら
すぐに山頂です
もちろんのノービューですが(笑)
私達は山頂からの晴れている時の展望を知らないが為に
比べる対象を持たないことが幸い。
多分一度でもここからの絶景を見たことがあったら
この日のこんなお天気の山頂をとても悔しがったのでしょう^^
知らないって素晴らしい(笑)!のです
千穂さんとガイドさんと白い山頂で 笑
皆さんとも白い山頂で(もはや山頂の名前は「白い山頂」)
下山は登ってきた道をまた引き返します
下りは下りでまた目線が変わって
本当に美しかったです。
といっても下り始めはは真っ白なままだけどww
途中に
晴れていれば青森県側の白神山地の大展望が開けるところがあるのですが
やはりここも・・・
↑頑張ってこれ!笑(それでも、これくらいまで見えた時の皆の歓声ったらw)
スタッフの皆さんだってこんな感じでしたしね笑笑↓
こちらで展望が明けるのを少し待っていた時、
千穂さんがザックからゴソゴソと何やら取り出し
なんと!山梨のお土産を皆に配ってくれました〜!
ずっと、ザックの中に入れていたそうです(もしかして昨日も?)
感激!
『くろ玉』というお菓子でものすごく美味しかったんですよ!
上品な甘さが体に染みました〜!
こんな笑顔で配られるのです。
キュン死寸前ですよね(✯ᴗ✯)
配られたスタッフが
ワタシ的に超ツボな食べ方をしていたので(笑)
「ちょっと待ったー!」と制し、
写真をパチリ(迷惑)↓
あ、なにか?笑
こーゆーのって
すぐ真似したくなる変なおばちゃん↓
やーね、
千穂さんがあの天使の微笑みで配ってくれたのにねー
(味は本当美味しかった!)
千穂さん、ご馳走様でした〜♪
その千穂さんがこれを見て↓
「これってサルボボみたいだよね♪」と仰ってたので皆でサルボボポーズ↓
ステキな登山道を下山して一旦
秋田県と青森県の林道(=青秋林道)の終点を見に行きます
本当は今あるずっと先までも、この林道が作られる予定だったのですが
作っていく途中でずっとこちらで暮らしてきた秋田県側の住民達の反対運動が
何度となく行われ、何度となく調査を行った結果、
林野庁が白神山地を森林生態系保護地域に承認。
そしてようやく青秋林道の打ち切りが確定したのです
その後政府が世界遺産条約の批准を閣議決定し、受託書をユネスコに提出。
2年後に環境庁が白神山地を自然環境保全地域に指定。
そして政府が白神山地と屋久島をユネスコの政界遺産委員会に推薦。
調査が始まり
1993年12月 白神山地が世界遺産に登録
という流れなのです。
簡単に書いてますがこの流れの中での色々は
本当に大変だった…、と栄作美ガイドがしみじみ仰っていたのが印象的でした
↑林道終点までのアスファルトに広がる落ち葉がキレイだった
秋田県の市の係の方に青秋林道についてお話を聞きました↓
そして
駐車場に戻り、近くの小屋でお弁当タイムとなりました♪
昨日、栄作美ガイドが「ランチで食べよう」と言ってくれていた
きのこ汁つきです!
うぴゃーん!たーのーしーみー
↑ビニール袋の中にある上の白いのが昨日ガイドが採ってきたブナハリ茸!
他の大量のきのこは栄作美ガイドがこの日の為に3日前、山から採って
冷蔵庫に大事に保管していてくれたそうです
袋を開けた瞬間、近くに寄らなくてもその香りが
ふあ〜!と辺りに漂ってクラクラしました(いい香り!)
大量きのこ汁天国!
この中に入りたい!←
栄作美ガイドやスタッフの方々が外でこのきのこ汁を作ってくれている間
「寒いから中でお弁当食べてて」と小屋の中に入って待たせてくれました(感謝)
配られたお弁当を開けて
更に感動
何これ美味しそうすぎる
そして実際食べて本当に本当に美味しかった
これ、毎日でも食べられる!
今でも食べたい!
と思い出すほど美味しかったです
初日のおにぎり弁当もそうだけど今日のお弁当もそう、
いつぞやの栗駒山の時に持たせてくれたお弁当もそうなんだけど
東北の方の持たせてくれるお弁当は手作り感満載で本当に美味しい
という印象しかありません
もっといえば東北の山の避難小屋が汚かったためしはないし
東北の方で変な人に会ったことない!(→話だいぶん飛んでるな… 笑)
もう最高すぎた
東北さん、結婚してください←
皆で温かいきのこ汁をハフハフ言いながら頂き
美味しいね、美味しいねと言いながらずっと笑顔で頂きました
本当にご馳走様でした。
栄作美ガイドの優しさと
今回ご一緒した皆さん全員の優しさが、身に染みました
ありがたいなあ
ありがたいなあと
しみじみ思いながらのお弁当タイムだったのです
それからバスに揺られ
「八ツ森いさりび漁ハタハタ館」へ。
こちらでヤマケイのスタッフの皆さんと
小林千穂さん、栄作美ガイドとはお別れ
私たちはゆっくり温泉に入って、
それぞれの帰路に向かうべくバスで秋田駅まで送って頂けるのですが
皆さんはこの後すぐにトークショーが待っているとのことで
温泉には入れず会場の方へ急がれました
すごいなあ
ここまで今回のこのツアーの内容をかなり詳しく
(→くどくど?)書いてきたので、
改めて「まとめ」的なことは書きませんが
今回のヤマケイオンラインのモニターツアーも
ものすごーく、ものすごーく、素晴らしかったのだけは
改めて申し上げておきます
本当に学ぶことの多い、貴重な旅でした。
色々なことを感じました。考えました。
中でもやはり本当によかったなー
と実感したのは
『秋田白神ガイド協会』の斎藤栄作美ガイドに
案内して頂いたこと。
やはり地元のことは地元の方に聞くのが一番。
そうは思ってもなかなかガイドをお願いする方も
少ないかと思いますが、それでもこの山域は特に、
ガイドさんのお話を聞きながら歩くことをお勧めしたいなあ〜と思うのでした^^
特に今回は山ですからね。
といっても、危険な場所でのロープを使った場所みたいな
山の表側を歩くためのガイドではなく
山の内側を歩いて山の気持ちを教えてくれる
山の内側ガイドツアーです^^
深い深い、山の世界のことを
教えてくれます。
山のことを知るということは
この地球の全てを知るということだと
思います(大袈裟かもですが)。
斎藤栄作美ガイドありがとうございました
そしてヤマケイオンラインさん、
素晴らしい機会を与えて下さり
本当にありがとうございました
そして小林千穂さん。
久しぶりにステキだな〜と思う女性にお会いできました( ꈍᴗꈍ)
またどこかでお会いできると嬉しいなあ…
ありがとうございました!
とっても楽しかったです!
そしてそして、
何よりこのブログに来てくれた皆さん!
本当に本当に!
ありがとうございましたー!
いつも読んでくれる皆さんに本当に感謝しています(泣けるー!)
いつか皆さんが深い森を歩きたくなったとき、
よろしければどうぞ⁽⁽ଘ( ˊᵕˋ )ଓ⁾⁾↓
ふ