古くは売春防止法から、児童買春・児童ポルノ禁止法、配偶者に対する暴力防止法まで、党派を超えて女性議員が協力し合ったからこそ出来た法案や、優生保護法改正時に女性議員ががんばって新法の名前を変えさせた話、またまた「女性国会」(懐かしい!)などについて、女性議員が国会で活躍してきた歴史を、引退された方々、堂本暁子さんや清水澄子さん、森山真弓さんあたり(女性国会のことなら小野清子さんも?)のインタビューも交えつつ、まとめたいとの思いがある。できれば、二大政党制や各国の女性コーカス(女性議員懇談会)との比較をしながら書けたらいいなぁと、構想は膨らむばかりだ。
前置きがえらく長くなってしまった。
で、なんでそれが、なでしこと関係があるのか。
大昔、私がまだ大学生だった頃のこと。英会話スクールの先生(女性)が自宅でパーティをやるというのに招かれ先生のお宅にお邪魔したことがある(外国人が共同で一軒家をシェアして暮らしてた・・・と思う)。その先生、出身のオーストラリアでは、ナショナルチーム(たぶん)でプレイしていたらしく、日本でもどこかの女子チームに所属しプレイしていた。で、そのパーティにも、先生とチームで一緒にプレイしている女の子たちが来ていたのだが、中には田舎からわざわざサッカーをするために神奈川まで出てきた子もいて、サッカーをしている女子がまわりにいなかった私にとって、大変ものめずらしく映った。なにしろ、女子サッカーチームがあるのも知らなかったし(今思うとどこかの企業チームだったんだろうか。どうも大昔過ぎて記憶があやふやだ)、そのために田舎から出てくるという子がいるのも驚きだった。女子サッカーって、真剣にやってる人がいるんだ、と。
当時大学生の私は今のように厚顔無恥ではなく、あまり聞きたいことも聞けなかったのだが、どうしてサッカーをやりはじめたのか、サッカーを続ける上で苦労がないのか、どんどん興味は膨らんでいった。しまいにはサッカー場を駆け抜ける彼女達を追ってルポを書いたら面白いんじゃないかと、けっこう真剣に考えたものだ。ま、当時も今も実行力がない私。単なる妄想で終わってしまったのだが。
その後、Number(知らない人のために-スポーツ・マガジンです)に女性スポーツ選手のことがちらほらと載りだし(私が読み始めた頃は、女性選手の記事はひとかけらもなかった)、女性選手の生理のときの苦労話が記事として掲載された時には、時代は変わったなぁと感動したものだ。・・・で、時は流れて先日のなでしこJAPANの活躍。(やっと来たか!)
彼女達の活躍を見て、本当に時代が変わったと実感すると共に、胸の中に、ちょっとした後悔も沸きあがってきた。
あの時、勇気を振り絞って練習を見に行ってルポなんか書いていたら、今頃スポーツライターとしてドイツでなでしこの追っかけでもしてたかなぁ。。と。
いやいや、一回の学生にルポが書けたとは思えないが、にわかに、すっかり忘れていたことが、なでしこの活躍を見てフッと思い出されたのであった。
で、冒頭の長い前振りである。
女子サッカーについて書くのはもう無理でも、まだ冒頭のネタは書けるかもしれない。
・・・とりあえず、忘れないためにブログにでも書いておくか。