南側の復元池には20~30ほどのオニバスの花が開花し、

早朝からカメラやスマホで撮影する人が訪れている。

休日には午前中だけでも100名を超える来訪者がある。

新聞などで紹介されたとおり今がちょうど見頃、週末には

オニバスフェスタ(8月24日)が開催される。

 

オニバス池にはヒシ(菱)も浮いていて、例年にも増して菱の生育が盛んである。

菱の実には鋭いトゲがあり、そのトゲを鬼の角に見立てて「オニビシ」といわれる。

ご覧のようにオニバスとオニビシがせめぎ合い、仁義なき戦いを繰り広げている。

もしかしたら炭治郎君がこの情報をかぎつけて鬼退治に来るかもしれないが、

オニバスの保護をしている私たちは炭治郎君の敵になるかもしれないな。

 

こちらは北側の深い方の復元池。

数株のオニバスが生えているが、まだ小さく開花もまだのようだ。

ギンヤンマのおつながりを発見。

水面に近い草に止まり、産卵中と見える。

 

 

こちらは用水路を挟んで東側の試験田、北東(鬼門だな)の一角、これも

絶滅危惧種・ヒメシロアサザ。

浮き草が多く、見づらいが小さなハート型の葉を広げている。

花もヒメシロというくらいだから、白い小さな花をつける。

今年はオニバスと隔離してヒメシロ専用のエリアには全く発芽せず、

枠外の田んぼの中に生えた。

花の直径はせいぜい2~3ミリなので、よくわからないと思うが

毎日、1~5輪は咲いている。

来訪者はオニバス目当てなので、遠く離れたこのエリアに近づく人は少ない。

 

 

近くの田んぼでは稲刈りが始まった。

田植えが埼玉県で最も早い北川辺では、当然のことながら稲刈りも早い。

早稲のアキタコマチなどは盆前から稲刈りは始まっている。

大型のコンバインが2台入り、すごいスピードで稲刈りを始めた。

手前の軽トラックはコンバインから直に稲穂を入れてもらい、袋がいっぱいになったところで籾すりなどの工程に進むべく、作業場に運ぶ。

 

オニバスフェスタで新米も販売するということだ。