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Franz Kafka

以前、中学生時代に好きだった女優がRachael Leigh Cookだと書きました。



そして当時その彼女が雑誌のインタビューで

「好きな作家は?」に対して「カフカとフィッツジェラルド」と答えていたのを

今でも鮮明に覚えています。



つい最近、朝日新聞の記事でFranz Kafka(1883~1924)を取り上げているものがあり

昔のそういったことも思い出した僕は本屋に走り

Kafka『城』(新潮文庫2005改版)を手に取ったわけです。



kafka




内容:測量士のKが仕事を依頼されて、遠いところからはるばる村に赴くのだが、

    仕事を依頼した城の伯爵家からは何の連絡もなく、しかもKは城に辿り着くことすらできない。



というなんとも不思議な小説なのですが、、、、




この小説が伝えたいことは、と言うよりKafkaが生前の作品で主張したかったことは

「職業が人間の唯一の存在様式となった現代人の、疎外された姿」らしい。

訳者の前田敬作(1921~2003)さん曰く。





朝日新聞(誰だったか忘れましたが著名な作家さん)が主張していたのは

「人々は何かしら小説に『意味』を見出したがるが、

小説というのはそもそも目の前で起きていることだけが

描かれているのであって、『意味』なんてものはない。

目の前で起こっていることすなわち、小説家が目の前に起こしていることを理解できないから

『意味』を持たせたがる。」みたいな記事だったと思います。




要は「小説をもっと純粋に嗜もうよ。」みたいな。たぶん笑。






僕は「確かに!!」とその時は思いました。

確かに何も考えずに眼下に広がる世界に入り込めたら楽しいですよ。




でも読み進めていくうちに思ったんです。

「『意味』も考えながら読んだらもっと入り込めるやん!!!」









小説timeがまた一段と充実することを確信した瞬間でした。




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