今回の早期退職は事前に入念な情報収集を行い、綿密な計画を練り上げ

実行したつもりでした。

 

でも唯一の失敗がありました・・・。

 

 

勤めていた会社は上場企業だったので社会的信用も知名度もそこそこありました。

 

長時間労働で激務をこなし、ストレスを抱え、まさに社畜という形容が

ふさわしい毎日でしたが、それなりに大企業の恩恵も受けてきました。

 

会社を恨む事もありましたが、なによりも社畜として共に戦ってきた

同僚や先輩、後輩の顔を思い浮かべると会社は嫌いになれませんでした。

 

勤続25年に終止符を打つには相当の覚悟が必要でした。

 

失敗は許されないFIRE計画は5年の間、日々、研鑽を積み、バージョンUPを

何度も重ねて完璧なはずでした。

 

しかし、唯一の誤算がありました。

 

それは 国民健康保険 

 

通常、社会保険は会社に勤めていれば会社の保険に入って

会社が保険料の半分負担してくれています。

 

わたしの場合は毎月35,000円程度が給料から天引きされていました。

なので満額の保険料は70,000円です。

 

会社を辞める際に、社会保険の切替えには2つの選択肢があります。

 

 

① 現在の会社の保険を継続する任意継続(会社の半額負担が無くなるけど)

② 国民健康保険に切替える

 

 

会社の保険を任意継続すると、今まで会社が半分負担してくれていた分が自己負担に

なります。なので、今までの2倍の70,000円程度が自己負担になります。

 

また、国民保険に切り替えると私の場合、シュミレーションサイトで計算すると

月額10万円を超える計算でした。

 

しかし、国民保険には減免申請という救済制度があるから、まあなんとかなるだろうぐらいの気持ちだった。

 

しかしこの時点で、よく調べなかったことが後で地獄を見ることになります。

 

それに退職してから会社とやりとりするのも気が引けるので

思考停止で国民保険に切替えました。

 

 

そしてFIRE後・・・

 

 

退職から1ヶ月後くらいに封書が自宅に届きました。

「 国民健康保険決定通知書 」です。

 

何気なく開封するとそこには・・・

 

保険料 863,330円 と書かれていました。

 

年額86万円かぁ・・・。1ヶ月あたり6万円ちょっとか~ うわっ高いな~驚き

 

と思いきや、よくよく見ると年額ではなく8ヶ月分で86万でした。

 

12ヶ月で割り返すと月額107,900円になります。

 

これには二度びっくりびっくり

 

今まで会社が半分負担してくれていたのと

給料天引きだったので毛ほども気に留めていなかった社会保険料が

一気に私の心に突き刺さりました。

 

年間にすると130万円も保険料を国に納めなくてはいけません。

 

わたしの年間の医療費は家族合わせても、せいぜい毎年3万円程度なので

医療費が3割負担で計算すると、6万円程度しか保険の恩恵を受けていません。

 

残りの124万円は払い損になる計算です。

 

おいおいおい!それはないだろ!ってかぼったくりじゃんむかつき

 

と思ったところで法律で決まっているのでどうしようもない。

 

これは大変だと思い、速攻で区役所へ国保の減免申請へ!

 

しかし、そこで予想外の出来事が・・・

 

区役所の担当窓口の若いお姉さんニコニコへ藁をもすがる思いで減免の相談をしました。

 

お姉さんが1枚の紙を私にくれました。

 

国民健康保険の減免対象の条件が書かれた1枚の書類でした。

 

減免条件は自治体によって異なる為、私の住んでいる自治体のルールが

そこには記載されていました。

 

それを見て愕然としました。

 

私はどうやらその条件でいくと対象外・・・

 

さらに個別審査もあるらしく、預貯金の残高や金融資産の上限、退職金さえも

半分カウントされるとかローカルルールがいろいろあるようです。

 

 

減免申請は  完全にアウト!  でした。

 

 

一生懸命説明してくれる窓口にお姉さんの笑顔が悲しかった・・・。

 

結論として毎月107,900円の国民健康保険料は全額払うしかなく

救済措置はありませんでした。逃げ道も何も無し。

 

国民健康保険料は前年の所得で計算されるので今年度は満額払わなくてなりません。

 

ホントに失敗しました。

 

痛恨の一撃 ゲロー

 

会社の保険を任意継続すれば月70,000円で済むものが

国保に切り替えたために107,900円に増えてしまいました。

 

毎月▲37,900円の損失です。

 

私の場合は退職後1年程度は会社の保険を任意継続し

前年所得が減ったところで国民健康保険に切替えるのが正解でした。

 

来年の保険料はまだ未定ですが、現在確定している8ヶ月分だけで

30万円の損失です。

 

30万あったら海外旅行いけたよ~えーん

 

自治体ごとに減免ルールが違うのは事前に知っていたにも関わらず

その制度概要を確認しなかったのが敗因です。

 

多少、めんどうでも区役所に行って5分も相談すれば事前に回避できたミスです。

 

その5分を惜しんだばかりに私は30万円もの損失を出しました。

タイムマシーンがあれば過去の自分にワンパン入れたい。

 

所得税と同様、社会保険料も累進課税です・・・。

 

社畜として働いてきた結果の報いがこれかよ~笑い泣き

 

社会は弱者救済で低所得者にやさしいかもしれませんが

こっちは身を削りながら働いてもらった給料なのに・・・。

 

累進課税は給料が上がれば上がるほどコスパが悪くなる制度。

富の再分配は社会にとって必要なのはわかってはいるが感情が納得できてない。

 

そう、だから私がFIREした理由の一つはまさにこの累進課税制度の存在。

 

会社を見渡すと私よりはるかに給料の良い、取締役クラスの重役でもそんなに

生活水準は変わらない、全然裕福には見えない。

 

上席とも安い居酒屋で飲んでもワリカン。 鳥貴族

 

出世して給料が上がっても、税金も一緒に増える。手取りはそんなに増えない。

出世すれば重責を担いプレッシャーにさらされる。わりに合わない。

 

だからみんなある程度までいくとコスパの良いところで

出世レースから降りる人が増えてくる。

 

もちろん私もその一人。

 

この累進課税と低所得者優遇の社会の仕組みを逆手にとったのが

私のFIRE計画であることを今更ながらに痛感した出来事でした。

 

この国保30万円損失事件はいい社会勉強になりました。

 

痛恨の一撃は食らいましたが、来年からは資産1億円の住民税非課税世帯として

減税の恩恵に預かり、今までの納税分を回収しなければ!

 

30年近くブラック企業に勤務し、まじめに納税してきたので

少しくらい回収しても罰は当たらないだろう。

 

せめて残りの余生は、この日本の税制の恩恵に預かりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年6月、長年勤めた会社を早期退職しました。

 

山あり谷ありの30年のサラリーマン人生に終止符を打ちました。

 

 

 

 

今でこそ働き方改革が進み、労働基準法が厳格化され

だいぶ労働環境も改善しましたが

 

コロナ前までは文字通りの企業戦士で、数年前までは日付けが変わるまで会社にいることも珍しくありませんでした。

 

営業職だったこともあり、残業はもちろん、得意先との夜のお付き合いも含めると

膨大な時間を会社に捧げてしまいました。

 

私も飲み会は嫌いではなかったので、ヒョイヒョイと取引先の社長様方に誘われるがまま。

 

会社は経営戦略も何もないマンパワー頼みの昭和の体質で、気合いと根性の精神論がぴったりの社風。

 

売上ノルマに縛られ、まさに社畜という言葉がぴったりで毎日、馬車馬のように働いていました。

 

しかしながら、愚痴を言いながらもなんだかんだでここまで勤めてきたのは

ある程度は仕事が好きだったこ事とやっぱり家族のためでしょうね。

 

家族の存在は大きい。

 

会社には恨みと感謝とそれぞれありましたが、退職した今では不思議と感謝の念が大きく、恨みは消えていました。

 

報われない時期もあり、それこそダークサイドに落ちて、呪いの呪文をとなえる日々もありましたが

 

なぜかいつも、どこからともなく救世主が現れて私の窮地を救ってくれるのです。

 

ほんとに人には恵まれました。

 

出会いの運が強かった。出会いに感謝!

 

いろんな事が重なり、どん底にいた2021年に「 こんな 会社絶対に辞めてやる! 」と強い決意のもと綿密に、入念に、2028年退職を目標にFIRE計画を策定しました。

 

あと7年でこんな会社辞めてやる!

 

投資や自己啓発の書籍を読み漁り、ブログやYouTubeで必死に情報収集しました。

 

当初のFIRE7年計画は相場が良かった事もあり、あっけなく4年で目標を達成してしまいました。

 

これは正直、自分でも驚いています。本当に相場に助けられました。

 

今でもたまに証券口座の残高が間違ってるんじゃないかと不安になるくらいです。

 

人生とは不思議なもので会社を辞めると決意していから、あらゆる事態が好転していきます。

 

人間関係、業績、健康、仕事もプライベートもなぜかどんどん充実していきました。

 

そのうち「これって会社辞めなくてもいいのでは?」というまさかの気持ちが芽生えてきました。

 

退職するギリギリまでFIRE計画の中止を悩んでいました。

振り返ってみると、あらゆる事態が好転していった要因は 「 読書 」 です。

 

読書で科学や先人の知恵を自身の人生改善に取り入れることができたからです。

 

自分のような低スペックの人間の思いつくことなんかたかが知れているので

それよりは、たくさんの本を読んで世界の天才、偉人のマインドや思考をマネタイズした方が100倍うまくいくだろうというシンプルな作戦です。

 

最初は会社を辞めたい!というレベルの低い動機からスタートしましたが

 

読書で学んだ事の習慣化と継続で、改善の良いスパイラルが回り始め、小さな成功が積み重なり、あきらかに目に見える景色がどんどん変わっていきました。

 

皮肉にも会社で習った改善のPDCA手法が会社を辞める計画を成功へ導いてくれました。

 

失敗が成功に代わり、恨みが感謝へ変わっていきました。

 

「 過去と他人は変えられないが自分は変えることができる 」

 

まだ若い頃、大失敗をした時に上司にから頂いた言葉です。

どうやらこの言葉をやっと理解し実践できたようです。

 

実に20年以上かかりましたが・・・

 

FIRE後はホントに自由で幸せな生活を送っています。

 

会社員時代は売上ノルマや生産性、効率性に追われる日々、しかし今はそれとは真逆の非効率的なのんびりスローライフを送っています。

 

日本人男性の平均寿命はだいたい82歳くらい。

 

残された時間はあと30年!

 

余生を謳歌するためにこのブログを書きながら自由気ままに暮らしていきたい。