少林寺拳法を代表する技に、逆小手というものがある。


すごく不思議な技で、自分は投げている実感がないんだけど、相手の手は捻られて、バランスを崩されて、回転しながら地面に投げられている。


しかも、2本の指と手首だけで相手を持って(支えて?)投げているのだから、得体が知れない技だなと思う。



まったく何もない場所に、力を発生させて投げるっていうのは、なんだか人生のようにも思えてくる。



カウンセリングで、たまたまイメージトレーニングの話になり、そういえば幼い頃から自己イメージがかなり悪かった(自尊心が低すぎた)ことを思い出し、そのやり方を尋ねて実践したら、良い効果が現れてきた。


何もないところから、想像力で何かを取り出そうとするのって、不思議だよね。




うちの20歳になる、脚の悪くなった老猫を見ていたら、命の儚さを感じて、その泣き声の一声に重みを感じるようになったり。


雨の中で、傘をさしてすれ違った人に、ありのままだけど、自分の中の「弱さ」を無意識的に受け入れていて、調和しているイメージが感じ取れて、「そういうことか!」と、考えさせられたり。



相変わらず、変な世界の中で自分は生きているような感じがしますがー。笑



シンプルに言うと、イメトレと自分の弱さを少しずつ受け入れていく方向性で、社交不安の改善を図っていこうとしています。




あとは、小さな成功を積み重ねると自信に繋がるっていう言葉もあるので、逆小手なんて、自信をもって技をかけられる日が来るとは全然思えないのですが、教わったコツを思い出しながら、踊るような形で練習を続けていきたいと思います。


これも、ある意味ではイメージトレーニングをしてるのと、ほとんど変わらないんだよね。



という訳で、以上になります!