去年の7月、どしゃ降りの雨の日に道場にお邪魔してから、いつの間にか半年もの月日が経っていたんだな。


昨日、初めての昇級試験を受けて合格し、白帯から緑帯になりました。


初めて帯の色が変わる時って、黒帯を取るよりも感慨深いという人がいるみたいなのだけど。

自分は、あまりに実力が伴ってなくて、苦い記憶として刻まれることになりそうです。


普段は、しっかり安定剤を効かせて仕事に行き、その流れで稽古に参加しているので、頭があまり回らない状態で技を教えてもらう為、なかなかうまく立ち回れないですし。


「力みすぎだ。」と師範に言われても、「自分には、(職場の)敵の姿が見えているんだ!」とばかりに、仕事のストレスでフラフラなのに、力を緩めることはしなかったりと、本当に出来の悪い拳士だったのでね。笑


その普段の姿が、試験でもバッチリ出てしまい、寡黙にコツコツと技を積み上げてこられなかったんだなと、判る人には判る内容だったと思います。
(少なくとも、師範には絶対バレてます。笑)

きっと、オマケで合格にしてくれたんだと思います。



そんな感じで、泥臭く稽古を続けているのですが、決して師範は見捨てることはしないので、驚いています。


「お前には、期待してるからな。」
と、たびたび言われ。

「またすぐに、5級の試験を受けるぞ。」
と、昨日の試験が終わった直後に、そう言われた時には、さすがに唖然としました。


あぁ、こういうふうに言ってくれる大人には、今まで出会って来なかったな…と感心するくらいでした。



人というのは、社会の厳しさばかり味わっていても、なかなか伸びることはできないのではないかな?と思います。


少なくとも、敏感すぎる自分には、無理かな。



腐りそうになったり、枯れそうになった時に、そこから引き上げようとしてくれる人の存在が必要で、人の優しさにも触れていないと生きられない。


自分なりに努力もするけれど、それでも温かみのある人の存在が不可欠だなって、最近よく考えます。



ふわっとした文章になりましたが、今日はこのくらいにしておきます。笑