「お前、19:30に来れるんだったら、小学生の子達と一緒に練習やれよ。」

「そのほうが上達が早いし、自分は大人だから一緒にはできませんという考えではダメだぞ。」



師範からそう言われたので、昨日は小・中学生の子達と一緒になって、初めて稽古をしてきました。



元々、甥っ子が生まれるまでは、子供はかなり苦手な存在で。

どう接していいか分からないし、そもそも同級生とすら、どう絡んでいいのか分からないレベルなんだけど…という訳で、長年接することなく過ごしてきたんだけど。



姉に子供が産まれて、甥っ子という存在ができて。

「つかまり立ち」をしだした辺りから、「子供の持ってる力って、凄いな。」と感心するようになり。


価値観が、この2年くらいで180°変わっていたんだよね。



簡単に言うと、苦手から尊敬するくらいに意識が変わっていたので、昨日も期待と不安を同時に抱きながら、道場に顔を出しました。



いざ稽古に参加すると、師範にゲキを飛ばされながら、どんどん技をやっていくことになるので。


緊張してる暇もなく、周りの小学生の子の動きを見て、瞬時に真似してみるという流れで、1時間があっという間に終了しました。


「天地拳なんて、まだ1つも教わってないけど…。」

「やるしかないみたいだな…。」
という感じでね。


iPadで撮影した動画を見返したら、自分の動きが想像以上に下手で、恥ずかしくなったけど、不思議な充実感がありました。


まだ全然コミュニケーションはとれてないけど、茶帯をみんなで取った瞬間には立ち会っていたし。

技も多く習得しているから、尊敬もできるし、自分としては見下す気持ちは1つもなく。



練習後に、師範から「こういう利害関係のない人間関係が素晴らしいと思わないか?」みたいなことを言われ、確かにそうだなと感じた、印象に残る1日になりました。



中学生の子も1人いるので、小中学生の先輩ができた。

…と、勝手におじさんは理解しています。


これからも、よろしくお願いします。