ウルトラマラソン翌日、翌々日はかなり身体にだるさが残り、仕事が大変でした。

3日後から疲労感が抜け短距離ジョギングを再開。

この週は火曜日、金曜日とBBQ予定が入り、いずれも日付が変わるまで食べてました(笑)。

一気に不摂生生活へ（笑）。

日曜日は休養日にしようかと思いましたが、天気が良さそうなら、そして早起きできれば登山へ行くことにした。

「起きられたら」という計画は「起きられない」ことが多いですが(笑)、目覚ましの鳴った2時30分に目覚める。

天気をチェック。

雲はかかるかもしれないが、おそらく晴れるだろう。

山へ行くことにする。

夏山に向けて高所慣れと荷物慣れをしておきたいので、日帰り登山より少し多めの荷物を詰め込み、南アルプスへ。

3年振りに鳳凰三山へ向かう。

滝があり、地蔵があり、景色もよく、日帰りするには少ししんどい。

自分にとってはとてもいい山である。

5時半、青木鉱泉からドンドコ沢ルートで登り始める。

今年は営業しているようで一安心。

とても素敵な建物。

歩きはじめて気づく。

ビックリするくらい身体が重い。

ザックもすごく重く感じる。

マラソンの疲労が抜け切れていないのか？

それとも今週の不摂生と睡眠不足のせいか？

100ｋｍ走り切った身体だし、軽く登れるだろうと考えていたが、逆の展開のようだ。

ま、時間はたっぷりあるのでゆっくり行こう。

川沿いのゆったり登ると一気に急登になる。

汗が流れ早くも大腿部の筋肉に張りが出てくる。

久々の登山靴（今日は夏山に向けて登山靴を履いた）重さを感じ、足の置場が雑でつまずいたり、小石に乗ってズルっといったり・・・。

なんとも情け無い・・・。

アタマを舗装路モードから登山道モードに切り替えないと。

慎重に足を運ぶ。

最初の滝である「南精進ヶ滝」の表示がありそちらへ向かう。

水量たっぷり。

滝を見ながら登れるこのコースは楽しいです。

少し上から。

続いて鳳凰滝

白糸滝

鹿発見。

五色滝へは沢伝いの道から（登山道から、滝手前で下ることもできます）向かう。

まだ雪渓が残っている。

五色滝

水しぶきが気持ちいい。

しばらく行くと山小屋(鳳凰小屋)がある。

小屋のスタッフさん、オーナーさんが声をかけてくれた。

「この時間だと日帰りだね。」

「はい」と答える。

「この時間なら大丈夫」と。

荷物を下ろして少し休憩。

コーラを購入し一気に飲む。

大学のワンフォー部の皆さんが下山してきた。

「あの頃から山の楽しさを知っているなんて幸せだね」

と他の登山者と小屋の人が話している。

ホントその通りだ。

さぁ出発。

最初のピーク地蔵ヶ岳まではあと1時間くらいだろう。

見えてきました、地蔵ヶ岳。

てっぺんの石がオベリスク。

遠くからでもよくわかる、地蔵ヶ岳の目印。

樹林帯を抜けると、一気に砂地にの急登。

足が埋まり、一歩踏み出してもズルズルと後方にずり下がり、なかなか前に進まない。

歩幅を小さくして刻んでいく。

ここが一番キツイです。

標高も上がり、息が切れる。

ちょくちょく立ち止まり休憩しながら高度を上げていく。

さぁもう少し。

地蔵ヶ岳到着（2764ｍ）。

オベリスクをメインに多くの岩が合わさっている。

子宝に恵まれない方が地蔵を持ち帰り、子宝に恵まれたら二体を戻すという風習があるそうです。

沢伝いの道を太鼓を打ち鳴らしながら願掛けを、し登ってきた道であるため「ドンドコ沢」という名がついたそうです。

とても好きな景色です。

甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳

ここからもう少し登る。

赤抜沢ノ頭で昼休憩。

お湯を沸かしてフリーズドライ食品を食べる。

地蔵ヶ岳を眺めながらのんびり。

出発。

さらに小さなアップダウンを繰り返す。

軽い頭痛。

高所順応が出来ていないようだ。

高所順応はあまり得意ではないので、1回目の2500ｍオーバーではだいたい頭痛が出る。

こればっかりは仕方ない。

今日は我慢。

来た道を振り返ると絶景。

観音岳（2840ｍ）

歩いてきた稜線

これから向かう稜線

進行方向には雲が出てきている。

さぁもうひと頑張り。

薬師岳（２７８０ｍ）

下山です。

下りは中道で。

まだ結構雪が残っている。

消えない飛行機雲

しばらくは残雪のある下山道歩き。

グチャグチャ雪の道を下ります。

雪が無くなっても、だらだらと下山道は続きます。

足パンパン。

荷物の重さもこたえます。

標高落としてもまだ、頭痛が残る。

林道まで下り、そこからしばらく歩いて青木鉱泉へ戻る。

16時17分下山。

青木鉱泉に駐車料金を支払い帰宅。

がっつり渋滞時刻になってしまい、帰りの高速はずっと渋滞でした。

20時50分帰宅。

21時からの信越五岳のエントリーにぎりぎり間に合う。

そして運良く申し込めてしまいました（１１０ｋｍ）。

夏も登山は楽しみつつ、体力落とさないようにがんばります。

17.06.11 鳳凰三山

17.06.11　鳳凰三山