柴又100kから3日が過ぎました。
今年も辛く楽しい一日でした。
昨日、一昨日の仕事はキツかった。
今朝から超スローなジョギングを再開。

仕事終わりに科の連中とバーベキュー。

今年はサブ10を目標にやってきました。

レースまとめの前に、まずレース前日までの事を書きます。

柴又100kには、4年連続の参戦です。

ウルトラマラソンに足を踏み入れたきっかけは、フルマラソン経験のある職場連中と話しをしていて何となく100kmという未知の距離に挑戦してみたいね。
という程度あった。

軽いノリでエントリーしてしまい、やっとの思いで完走した。
距離が距離ゆえにその感動はひとしおであり、翌年もまた参加した。
そんなこんなで年々記録が伸び、昨年は10時間32分まできた。

当初はサブ10(10時間切り)なんておかしな人しか出来ないものと思っていたが、自身でも狙そうなタイムまできてしまった。

また、昨年の柴又でお知り合いになったさえさんが見事サブ10を達成されたのを見て感動し、自分もチャレンジしてみたいという思いが生まれた。

とはいえ、出し切った感のある昨年の記録を30分以上短縮しなくてはならない。
パーセンテージで言えば、5%の短縮が求められる。
なかなか厳しいかなぁとも思ったが、自分の伸びしろをどんな形でもいいから5%広げればいい。
自分は、決してフォームが良い訳でもなく、スピードがある訳でも無い。
姿勢も悪いし、筋肉は硬いし、うまく使えない筋肉も多い。
消化器も弱い。

そう考えると、まだまだやれそうな事はいくらでもあるなぁと思えた。
とりあえずやれる事位はやってみよう。

ポテンシャルを見つけ、伸ばしていく、我々の仕事と何ら変わらない。
それを自分の体でやるだけだ。

そう思い、様々なトレーニングに励んだ。

職場の昼休みは毎日悶々とコアトレと股関節の柔軟。

痛みの出やすい右膝、右腸脛靭帯、左股関節前面、左母指球に対して痛みが出なくなるであろう使い方を意識してきた。

例年以上にマラソンやトレランのレースを組み込み(というよりは運良くエントリーや抽選当選できたものが多かった)、体力を落とさないよう心がけた。

冬季は趣味のスノーボードもしながら月間250kmを走った。
雪山をハイクアップするバックカントリースノーボードから帰ってきてから、夜に走ることもしばしば。

職場ではお馬鹿な上司の影響か（笑）、科内数名のマラソンスイッチが入り、勤務後に皆で走る機会が生まれた。
また職場内で走ることについて話す機会が増えた。
仕事柄、トレーニングやフォームなどの話で盛り上がることもしばしば。

そういった幸いが重なり、冬季は青梅マラソン(30km)、東京マラソン(フル)と続けて自己新が出せた。

そうなってくるといよいよウルトラのサブ10も、現実的なターゲットとして考え、そのための準備に励んだ。

春になってからは月間300kmを走った。
5月は350kmを走った。

70km以上の距離も2回走った。
仕事帰りにも30km、40kmを走ったりした。
練習での70kmオーバー、仕事後の40kmオーバーは、新たなチャレンジであった。

多くの自己ベスト更新を目指すランナーがそうであるように、いかに走る時間やトレーニングをする時間を作るかには苦労した。

レースで着用する物、摂取するものは大体自分の中で決まっていたが、それも一旦リセットし再考してみた。

改めてタイツ、ゲイター、サポーター、テーピングなど様々な方法でLSDを行い最適な物を検討した。
また、今まで好んで摂取していたもの以外にも、色々なを摂取しながら走り、自分にあったもの探した。

それらをオーバーユースとならぬよう、身体を壊さないよう気をつけつつ行なった。

昔から傷めている右膝に若干の違和感、そして左頚部に軽い痛みが出ててしまったが、それ以外は大きな故障なくレースが近づいてきた。
神経質になり過ぎると「痛いところ探し」になってしまうので、そうならないように心がけた。

それなりの距離は走ってきたが、50km走以上のLSDでは、すべて1km平均6分以上かかっていたので、サブ10ペース(1km6分以内)で行けるかが少々不安要素ではある。
が、そこはきっとレースのテンションが何とかしてくれる範疇だと信じる。

しっかり睡眠を取ってレースに挑みたいので、前日の土曜日は休みをいただき、夕方前には日暮里のホテルにチェックインした。

当日着用するものは、最後まで悩んだが、普段から長時間の運動時によく着用していたロングタイツは履かず、ハーフタイツとし、不安のある膝はテーピング対応する事に決めた。

2本走った70km(オーバー)走の1本はロングタイツを履かずに走った。
そのときの印象としては身体のブレが増え、20kmから30kmでかなり疲れてしまった。
が、50kmを超えてからは逆にタイツの締め付けと動きの制約が無い分、ストライドが落ず楽に走れた。

走り込みは去年以上にやってきたので、後半も脚が出やすい方を選ぶことにする。

天気予報は晴れ一時曇りで気温は25度。
昨年よりは気温が高そうたし、日差しもありそうだ。
しかし、25度なら耐えられない暑さでは無い。

まぁ、良い方のコンディションだろう。

早々に夕食を摂り、テーピングをカットし、いつも通りの職場のTシャツにゼッケンを取り付ける。

背部のゼッケンにはコメントが書き込めるようになっている。

「忍耐」と書いてみた。

翌日は四時起き予定なので早々に就寝した。

2107 柴又100k前日まで