今の会社に入る前は自営で弁当屋と宿泊業を営んでいました。
弁当屋はお正月は休みにしていたのですが、宿泊の仕事では大晦日からお客さんが沢山来ていて一番忙しかったので、自分達夫婦はお正月も休まず365日働いていました。
一昨年、今の会社に入ってからは社長の方針でお正月は4日まで休業して5日から仕事を始めるので休んで下さいと言われました。
私たち夫婦は、それまで休みなどとった事が無かったので、休みを貰ってもどうしていいかわからないのでせめてお弁当の仕事だけでも3日くらいからやらせて下さいとお願いしました。
(去年から宿泊の仕事はやめています。)
でも社長が、今まで休みを取らずに働き続けてきたのだから今年は休みにして夫婦で必ず旅行に行って下さい!と言われました。
「でも…。今までも正月は働いていたので休まなくてもいいです。」
社長「駄目です!必ず旅行に行って下さい。奥さん孝行をしてください。」
私は「分かりました」と返事をしましたが、心の中では別に旅行に行かなくてもいいかなと思っていました。
それを見透かすかのように社長から「何処に旅行に行くか報告して下さいね。」って。
別に命令のような口調ではないのですが、女房に苦労をかけてきた罪滅ぼしをさせてあげようと考えてそこまで言ってくれているのだなと感じたので「じゃあ、娘が鳥取にいるので娘の所へ行ってきます。」と言いました。
そんな訳で去年は、社長の後押しがあって飛行機で鳥取まで行ったのですが、今年は社長にまたお嬢さんに会いに行きますか?と聞かれましたが、「今年は千葉県内の道の駅巡りをして勉強してきますので、旅行に行きません。」と報告しました。
そんな訳で今年は、出掛けなかったので家でお昼頃までゴロゴロして休ませて貰いました。
でもいつもの習慣で朝4時前には起きてしまいしばらく起きていて、明るくなってからうつらうつらして寝たり起きたりしていました。
ずっと寝ていると体が痛くなるので起きて仕事していた方が体の為にいいような気もしました。
よく定年退職してからすぐに体調を悪くする人がいるのは、こういう事なのかな?と思いました。
(会社は5日から仕事初めですが、弁当屋は待っているお客さんがいるので4日から始めます)
午後から初詣にでも行こうかと女房を誘って芝山仁王尊というお寺に向かいました。
駐車場が満杯でなかなか待っていても先へ進めません。
なので待つのが嫌いな私は「今日はやめた!」と引き返して来てしまいました。
今まで初詣は元旦に行った事はなくて1月の後半くらいに仕事の合間を見計らって行っていたので、混んでいる時には行かなかったんです。
帰り道、このブログで紹介した事のある九十九里の海岸の成田山上陸の地という所の不動明王にお参りしてきました。
いつも思うのですが他の人は毎年、初詣に行く所が決まっている人が多いですよね。
「毎年、成田山新勝寺に行っています」とか
「うちは香取神宮に決めています!」とか
寒川神社だとか川崎大師だとか佐野厄よけ大師だとかこだわりを持っている人が多いような気がします。
私はこだわりが無くて気の向いた所やたまたま近くを走っているときに立ち寄ったりするので有名な所とは限らず、あまり知られていない小さな神社等にも行くし、他の人とのお付き合いで何回も行く事が有ったりで、深い信仰心が有るわけではないのです(^^;)
だから、自分は適当な奴だなあと思う事もあります。
でも、日本人って普段は神社やお寺は行く事がないのにお正月には初詣に行きたくなるし、子供が産まれたとか七五三だとかいう時は普段は信仰心が無かったのに神社へ行かないといけないような気がするし、お寺にしても普段は関係無いように思っているのに年をとってくると神社やお寺がなんだかありがたい存在に見えてきて日本人に生まれてきて良かったなあと思うんですよね。
中学生や高校生の時に修学旅行で京都に行って寺院をいろいろ見せて貰っても何だか解らなかったけど、この年齢になると時間とお金ができたらゆっくりと京都を巡ってみたいと思います。
文化とか伝統とか知らない間に心の中に育まれているのかもしれませんね。
夕方、九十九里浜の突端にある飯岡灯台に寄ってみました。
冬の空気の澄みきった時はここから富士山がよく見えるんです。
富士山を拝もうと思って寄ってみたのですけれど、生憎見る事はできませんでした。
でも夕日に輝く海を眺める事ができました。
明日は房総半島を一周しようかと思います。
本年も宜しくお願いしますm(__)m