モスクワ経由で帰国。滅茶苦茶忙しかった数日間、やっと日本でゆっくり眠れる。
日本はまだ暖かいが空港でのサーモグラフィックでのエボラ対策は何となく愉快なものではない。
ちょうど昼頃、某所で偶然為替のチャートを見ていたらユーロ/円がグイグイ上げて行き144.2円を超えたあたりで突如真っ逆さま。30分程で始値あたりまで円買いが進んだ。大体あんな東京時間で行って来いの動きはどこかが為替介入かヘッジファンドの仕掛けなのだが、後で聞いたらアジア中銀の円買い介入だそうで、どうやら南朝鮮中銀の介入らしい。(タイミング的に日本株の利確による下げを利用したのだろうが、どうせNY時間には戻されるだろう)
ユーロ/円が上がり円安基調になるのは筆者の商売的には大歓迎だが、南朝鮮に限らずマレーシア等新興国あたりでは為替の影響が大きそうだ。
FRBのQE終了と円のQQE拡大で円安が進んでいるが、新興国では特に各国の自国通貨安競争が始まっているようだ。
FXなどをやっている人は最近の為替の動きは毎日楽しいだろうが、この円安のスピードの速さは大丈夫かなと感じる。
円安で輸出企業が恩恵を受けるなどというのは一昔前で、この20年余りの間に大企業は海外に生産拠点を移し為替の影響を受けにくい体質を作ってきたし、今更円安だからといって国内に工場を戻す(雇用が増える)大きな動きになっていくとはどうも考えにくい(確かにそういう動きも一部あるようだが)。
結局、原油を中心にしたコストプッシュインフレで物価が上昇するスピードが速くなり、賃金上昇が追いつかないため、日本の国民の9割がたは苦しくなってきている。
先日の黒田日銀総裁の発言『やれることはなんでもやる』は確かに前総裁の白川氏に無かった力強さは感じるものの、アベノミクスで『毒食らわば皿まで』という覚悟にも聞こえる。確か、クスリには効き目と副作用があると言っていたのも黒田氏だったか。
それにしても増税、値上げの嵐で9割がたの国民にはシンドい現状はこの円安がどこまで行ったときに一息ついて落ち着くだろうか。
実は、そんな一息つく時は来ないような気がする。ピークから一気に切り返すような気がするのだ。
ジャブジャブの円と国債乱発で日本国債の買い手がいなくなりご法度の日銀買取などが言われ始めれば国債暴落、金利上昇、株暴落、強烈な円安進行で大変なことになる。
エネルギー、食料、資源を輸入に大きく依存している日本経済は本当にヤバい。いずれ輸出も原材料のコストupで虫の息になるだろう。
為替や株で儲けた国民の1割程度の人間達は消費税が上がろうが、輸入食料が上がろうが大して大きな影響は無いだろうが、残りの9割が大変なことになる。
南朝鮮は既になりふり構わずに『為替介入する』と宣言したようで、虎の子のドル売りをするようだ。ドルが無くて輸入決済をどうするのか見ものだが、CMIによる日本との為替スワップ枠の残り100億も来年2月23日に解消されるため、いよいよ南朝鮮経済の破綻が迫ってきたようだ。パク・クネが『日本の政治家の姿勢がどうのこうの』などと言ってられない事態は目前だ。
我慢を強いるアベノミクスの先には一息つく踊場があるだろうと多くの人が期待しているだろうが、はてさてチキンレースに曝されている国民の9割はどこまで皆が我慢できるだろうか。
ひょっとして消費税上げ争点で総選挙かな?
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カテゴリー:社会・経済, 迷惑な隣国, 国政・国会 Tagged: アベノミクス, チキンレース, 為替, QE, 円安, 南朝鮮
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