旅ログ★初体験inタイ⑦
旅ログ★初体験inタイ⑦
(前回の続き:ほんの少し開いた隙間から、大量の海水が口の中へ入ってきた…!!)
旅ログ★最初から読む>>
前々回の逸話でも話した通り、
オレは尋常じゃない肺活量の持ち主
そんなオレの深呼吸で
誤って飲んだ海水の量も尋常ではなかった!
むせ返るような激しい苦しさに
たまらず酸素を吸い込む。
吸えないっ…!?
いくら吸い付いても酸素が入ってこない!
よく考えれば理由は明白だった。
大きく深呼吸した際に水を飲んだのだから、
肺は酸素で満たされている。
まず息を吐かなくては、吸えない。
つまり加呼吸状態に陥っていた。
だが既にオレはパニック状態

(※イメージ)
自身の状態を冷静に判断する余裕がなかった…
海老蔵は他のメンバーの課題をチェックしていて、こちらに背を向けている…。
振り返ると、
後ろで様子を見ていたアシスタントダイバー(以降AD)を見つけ、慌てて手招きして呼んだ。
近づくダイバーの腕を掴み、
自分の口と喉を指さして、
「何かオカシイ…!」
「浮上したい…!」
と手信号で合図した。
ADは首をかしげた!
『何かオカシイ』
『浮上したい』
は伝わっているものの
”理由”が上手く伝わらない。

(※イメージ)
※それにココは水深18m
緊急浮上は、肺に穴を開ける大事故のリスクを伴う。
さらに、圧力の変化で体内の窒素等が血管を塞ぎ、破裂させる”減圧症”と呼ばれる障害を引き起こす為、
ゆっくり浮上しても※水深5mで3分間停止して、圧力を体に慣らさないといけないのだ!
閉じ込められたような絶望的恐怖を感じながら、
遠くに見える水面を見上げた。
すると、
ADが
オレの耳の下の筋を上下に撫で出したのだ。
(アカン!コイツ、耳抜きが出来ないのと勘違いしてるっ…!)
オレ:
「違う違う!」
再度、自分の口と喉を指さして、
「口…喉…オカシイ…!」
と手信号で合図した。
ふと前を見ると、バディを組んでいたYが心配そうに見ていた。
オレの様子を察知し、同じようにADに手信号で伝えようとしてくれた。
その光景を見た途端、
(アカン!皆の前で格好悪い所見せてたまるか!)
(落ち着け!ココで事故ったら旅も終わってまうやんけ!)
ようやくパニック状態に陥っている自分に気付いた。
胸に手を当て、ゆっくり深呼吸した。
隣のADはまたオレの耳筋を指で撫で始めている…
すると、
ようやく海老蔵が異変に気付き、こちらへ近づいてきた。
次回へつづく>>
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吸えないっ…!?
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(アカン!コイツ、耳抜きが出来ないのと勘違いしてるっ…!)
オレ:
「違う違う!」
再度、自分の口と喉を指さして、
「口…喉…オカシイ…!」
と手信号で合図した。
ふと前を見ると、バディを組んでいたYが心配そうに見ていた。
オレの様子を察知し、同じようにADに手信号で伝えようとしてくれた。
その光景を見た途端、
(アカン!皆の前で格好悪い所見せてたまるか!)
(落ち着け!ココで事故ったら旅も終わってまうやんけ!)
ようやくパニック状態に陥っている自分に気付いた。
胸に手を当て、ゆっくり深呼吸した。
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