Full Space vol.5
音響エッセイ「音の世界に生きる」
~宮城道雄 エッセイ「音の世界に生きる」より~


2014年3月8日(土)
開場18:30 開演19:00
入場料 前売り1,500円 当日1,800円


音の世界に幸を感じ、声を見て、騒音を愉しみ、そして音に生きた宮城道雄の世界を、石上和也、かつふじたまこの音響作品と白井廣美のパフォーマンスで綴ります。


<出演>
白井廣美 -- パフォーマンス
石上和也 -- 作曲
かつふじたまこ -- 作曲



白井廣美 パフォーマンスアーティスト 
神戸市出身・在住。英国留学中の1995年にパフォーマンスアートと出会う。
以来、国内外で活動し、国際フェスティバルやジャンルを超えた企画に多数参加。
現在は食・農・身体との関わりが増え、アートとの融合を模索中。


石上和也
1972年大阪生まれ。電子音響音楽に魅せられ制作し始めてから早20数年。現在は、出来るだけ多くの方に電子音響音楽を知って頂きたいと思い活動をおこなっている。
2005年~2006年 DRドイツ国営放送にて委嘱作品発表。2012年12月 実験音楽雑誌「音人」発行。2013年3月「神戸電子音響音楽祭」主催。自主レーベルNEUS-318主宰


かつふじ たまこ
音作家。音響家。日常や非日常で聞こえたり聞こえなかったりした音に耳を澄まし、拾い集め紡ぎ出す。そうしてできた音作品は日常の隣のちょっぴりへんてこな世界を表現する。また、その作品はフランスなど海外のフェスティバルでも度々上演され好評を得ている。一方、鍵盤ハーモニカや楽器とも呼べない日用品を使っての即興演奏でも独自の音世界を作り出している。


宮城道雄
明治27年(1894年)兵庫県神戸市生まれ。作曲家・箏曲家。十七絃などの新楽器の発明でも知られている。8歳の頃に失明し音の世界に入る。1929年に「春の海」発表。昭和31年(1956年)没。




料  金:前売り1,500円 当日1,800円
会  場:CAP CLUB Q2 〒650-0041 神戸市中央区新港町4-3 上屋Q2
http://www.cap-kobe.com/club_q2/
*会場CLUB Q2へのお問合わせは当日のみ応答できます(078-959-7707)

ご予約・お問合せ:
Full Space 
fullspace.since2004@gmail.com

C.A.P.事務局(10:00-19:00/月曜休み)
TEL:078-222-1003
info@cap-kobe.com
http://cap-kobe.com

主  催:C.A.P.(芸術と計画会議)/ Full Space
助  成:公益社団法人企業メセナ協議会
企画制作:NEUS-318/月猫音市場
後  援:日本電子音楽協会 (予定)
音  響:NEUS-318/月猫音市場
本番をいよいよ明日に控えた今夜、最終の作戦会議。

完成した石上氏と、かつふじの作品を聴きながら、白井さんのパフォーマンスを組み込んだ全体像を考えて行く。

4つのパートからなる音響作品を通して聞いていると、改めて宮城道雄を言葉の強さと重さを感じられる。デフォルメされた白井さんの朗読と音響世界の中で、それはまた新たな魅力を持って聴くことができた。

視覚を閉ざした音の世界。
そして、その合間合間に、ビジュアルアーティストの白井さんのたたずまいが、それは見えていた頃の記憶のように?はたまた夢のように?現れるのかもしれない。
その残像を心に残しながら、また音の世界の中へと引き込まれて行く、、、。


う~ん、これは!
と、ニマニマしながら豆腐サラダを食べていました。

一夜限りの上演なのが申し訳ないくらい、素敵な作品になる予感です。
夜の神戸の海を硝子越しに見ながらの会場CLUB Q2で、ほんとにドキドキして来ました。

明日も寒そうな気配ですが、迷っている方はぜひぜひお聴き逃し、お見逃しないようお越し下さいませ!!!

「う~ん。気合い入るわ~。」と言いながら帰って行った白井さんのパフォーマンス、私自身も楽しみで仕方ないです(^^)。


かつふじたまこ
Full Space vol.5
音響エッセイ「音の世界に生きる」
~宮城道雄 エッセイ「音の世界に生きる」より~


2014年3月8日(土)
開場18:30 開演19:00
入場料 前売り1,500円 当日1,800円


音の世界に幸を感じ、声を見て、騒音を愉しみ、そして音に生きた宮城道雄の世界を、石上和也、かつふじたまこの音響作品と白井廣美のパフォーマンスで綴ります。


<出演>
白井廣美 -- パフォーマンス
石上和也 -- 作曲
かつふじたまこ -- 作曲



白井廣美 パフォーマンスアーティスト 
神戸市出身・在住。英国留学中の1995年にパフォーマンスアートと出会う。
以来、国内外で活動し、国際フェスティバルやジャンルを超えた企画に多数参加。
現在は食・農・身体との関わりが増え、アートとの融合を模索中。


石上和也
1972年大阪生まれ。電子音響音楽に魅せられ制作し始めてから早20数年。現在は、出来るだけ多くの方に電子音響音楽を知って頂きたいと思い活動をおこなっている。
2005年~2006年 DRドイツ国営放送にて委嘱作品発表。2012年12月 実験音楽雑誌「音人」発行。2013年3月「神戸電子音響音楽祭」主催。自主レーベルNEUS-318主宰


かつふじ たまこ
音作家。音響家。日常や非日常で聞こえたり聞こえなかったりした音に耳を澄まし、拾い集め紡ぎ出す。そうしてできた音作品は日常の隣のちょっぴりへんてこな世界を表現する。また、その作品はフランスなど海外のフェスティバルでも度々上演され好評を得ている。一方、鍵盤ハーモニカや楽器とも呼べない日用品を使っての即興演奏でも独自の音世界を作り出している。


宮城道雄
明治27年(1894年)兵庫県神戸市生まれ。作曲家・箏曲家。十七絃などの新楽器の発明でも知られている。8歳の頃に失明し音の世界に入る。1929年に「春の海」発表。昭和31年(1956年)没。




料  金:前売り1,500円 当日1,800円
会  場:CAP CLUB Q2 〒650-0041 神戸市中央区新港町4-3 上屋Q2
http://www.cap-kobe.com/club_q2/
*会場CLUB Q2へのお問合わせは当日のみ応答できます(078-959-7707)

ご予約・お問合せ:
Full Space 
fullspace.since2004@gmail.com

C.A.P.事務局(10:00-19:00/月曜休み)
TEL:078-222-1003
info@cap-kobe.com
http://cap-kobe.com

主  催:C.A.P.(芸術と計画会議)/ Full Space
助  成:公益社団法人企業メセナ協議会
企画制作:NEUS-318/月猫音市場
後  援:日本電子音楽協会 (予定)
音  響:NEUS-318/月猫音市場
聴く人、観る人に想像するスキマを残してくれている作品はいいな、といつも思います。

今回、参加して下さる白井廣美さんがされている「パフォーマンスアート」というのの魅力もそんなところだな、とよく感じます。
ダンスでもない、芝居でもない、「行為」。次に何が起こるのかを固唾を呑んで見つめてしまう。
そこに意味があるのか、ないのか。
もちろんパフォーマンスする側は意味や意思を持って、その行為をしているのでしょうが、その受け取り方、感じ方は観る人によって様々なものになると思います。

盲目だった宮城道雄の聞いていた音の世界、そして彼がまだ見えていた頃の色の記憶、
それは当然実際に知ることはできず、想像することしかできません。
そして、その想像もまた人それぞれ。
(余談ですが、私が見てる「赤」とこの人が見てる「赤」は同じ色じゃないかもしれないよな、、、なんて子どもの頃よく思ってました。)

今回の作品も観た人、聴いた人がそれぞれに、それぞれの世界を想像できるような、そんな作品にしたい、と思います。

本番が近づいてきました。楽しみです。

みなさまのご来場、お待ちしています。


かつふじたまこ

『私が一番苦々しく思うことは、相手の人によって言動に階級をつけることである。人間はどうしてああいうことをせねば気がすまぬのか。それは偉い人には敬意 を表さねばならぬのは勿論だが、目下の者だから、貧しい者だからといって何故威張らねばならぬのか。私にはそういう気持がわからない。それでよく弟子達 に、「先生は誰にでも頭を下げるから威厳がない」と叱られたりするが、しかし私は自分の値打を自分で拵えて人に見せようというような気持にはなれない。
 これは何も私が修養が出来ているかのように仄かすのではない。およそ音の世界に生きる者のすべてが自然に持つ、一つの悟りとでもいうべき心境であろう。有難いと思う。私はいま別に信仰というものはないが、強いていえば、私にとって音楽は一つの宗教である。』 (宮城道雄 「音の世界に生きる ~音に生きる~」より)

相手によって言動や態度を変える、というのは、やっちゃいけないと思いつつも、知らず知らずにやってしまっているんだろうな。。(石上)
何故、宮城道雄なのか?

私の伯父(父親の兄)は盲人でした。
4畳半満たない小さな伯父の部屋は、いつも灯りが消えていて、昼でも薄暗い部屋でした。伯父はいつもお気に入りのラジオ番組を録音してからでしょうか、寝るスペース以外はカセットテープの山でした。私は子供ながらに、なんともいえない空気が伯父の部屋には漂っているように感じていました。夜になると、怖い、と感じた事も多々ありました。
しかし、怖いもの見たさ、とでも言うのでしょうか、夜、伯父と話をするのが好きでした。伯父は不思議な話を沢山してくれました。町を歩いているとモノノケが居るとか、時々声が聞こえてくるとか。あの時、音楽や音について、伯父に聞いておけばよかったな、とふと思う事があります。

神戸の震災の時、伯父の家、つまり私のおばあちゃんの家が倒壊しました。
目が不自由だった伯母さん(伯父の奥さん)は亡くなりました。
伯母が亡くなってから生き甲斐を失ってしまったのでしょうか、それから数年後に伯父も亡くなりました。伯父は恰幅が良く、見た目は布袋さんのような感じだったのですが、ドンドン痩せていって、最期は痩せ細っていました。

いつか、盲人である伯父の為に作品を作りたいと考えていました。
(7年前には伯母の為の作品「Michiko」、そして3年前には祖母の家があった神戸・須磨の為に「須磨」を制作・上演しました)

そして、今回たまたま宮城道雄の「音の世界に生きる」を発見。 
なんと!偶然にも宮城道雄は神戸生まれ、上演場所も神戸!
これは、伯父が「和也、わしの為に曲つくってや」と言っているのか?と勝手に思えてしまう。

今回のFullSpaceでは、宮城道雄「音の世界に生きる」のテキストを、白井廣美さんが朗読、その音源を使用した作品を作ります。伯父に捧げる作品として作りたいと思っています。

阪神淡路の大震災から19年が経ちました。失ったものは多いのですが、しかし希望を忘れずに現在、そして未来の為に少しずつでも前進していければと思います。

石上和也
2014年1月26日


宮城道雄さんの書かれたエッセイ「音の世界に生きる」には、具体的な音についてのこともたくさん書かれています。
だから、ついその音を使いたくなるのだけれど、そうするとただただ朗読に効果音を付けるだけのようになりかねない、、、。そこが難しいところだなぁ。
そうか、ここは逆に「音楽」を付けるかのように作曲してみるかな(仮)。
と、言っても器楽曲を書く訳ではないのですが。

たぶん、健常者には聞き得なかった音を彼は聞いていた、と思う。
それはどんな音やったんやろう?

と、さっきふと思った覚え書き。


かつふじたまこ


Sound Project "Full Space" とは、音響作品(ミュージック・アクースマティック)と他ジャンルのアートとのコラボレートで空間を演出する試みである。

2004年、作曲家である、かつふじたまこ、石上和也によりスタートした。これまでに、ダンサー、映像作家、ライブペインター、絵巻物師らとの共演を果たしている。

コンサートでは、約16~24台のスピーカーを、会場を取り囲むように設置した立体音響システム「アクースモニウム」を用い、観客を”音の海”へと誘って行く。

2014年3月8日、Full Space vol.5 開催決定!