これまで、さまざまな職種を経験してきて、ある意味、メインのキャリアとなっていた「経理」というバックオフィス業務から離れていくかのような(逃げていくかのような)、経歴になってしまっている...という見方もできなくはない経歴(キャリア)になっているのだけれども、経理のポジションでの書類通過率と、面接通過率が、想定していた以上に、かなり苦戦している。自分自身、経理としてのロール(役割)に対して、非常に向いている素質・素養を持ち合わせているのか?と、問われた場合に、正直、「向いているのかな?疑問だなあ。」と言うのが、本音になってしまっている以上、どれだけ面接用に会話のロールプレイをして作りこんだとしても、本音がふと出てしまう瞬間が必ずあるので、そこで、「正直、経理に向いているかどうか不安なんですよ」といった感じが、出てしまうのかもしれないなあ...と、思っていたりする。

 転職のたびに、さまざまな企業と面接したり、人材紹介会社と面談したりしてきたけれども、その当時よりも、明らかに、「経理」に対する適性・自分自身の能力面でのフィット感について、疑問が生じてしまっているため、どうしても、面接の場で、どうどうと回答することができずにいるみたいだ。では、どのような仕事ならば、ある程度、自信を持って、「できます!」と断言できそうなのかと問われたら、会計データのデータクレンジングや、VBAなどのツール改修、システムのテスターや、法務などのポジションになってくるのかなと思ってはいる。ただ、今回、あくまでも、リモートワークをある程度、利用できることが前提条件となっているため、そのうえで、これらのポジションに就こうとすると、なかなか狭き門で、実際、会計データのデータクレンジングのポジション(PMOアシスタントのポジション)には内定をもらって、実際に入社しようと思えば、入社できたのだけれども、前提条件が、週五日フルで出勤することであったため、僕の今現在のコンディションを鑑みると、正直、ちょっと辛いなあ...ということで、内定を辞退した。また、同じPMOのポジションで内定をいただいた企業があったのだけれども、こちらは、雇用契約はあくまでも、企業との面談に合格してからということで、さらにその面談の前にも、書類選考があるという、通常の個人で転職活動している場合と、ほぼほぼ、変わらない形での選考フローになってしまうため、内定受諾こそしたものの、個人でエントリーをする...といった活動も、引き続き、継続して行っている。(弁護士ドットコムという月額300円で利用できる法律相談サイトで相談をしてみたところ、あくまでも、「雇用契約書」といった形で、「雇用契約」を締結していないのであれば、個人でエントリーしていても問題はないとのことだったため)

 この「クライアントとの書類選考がありますよ」ということを、あらかじめ、教えてもらっていたならば、そんなに安易に内定は受諾しなかったかもしれないけれども、かなりピンポイントで、リモートワークで、できそうな案件を持ってきてくれるため、トータルで見ると、踏んだり蹴ったり...といった感じだろう。

 また、前述したVBAなどのツールは、「改修」ではなく、「開発」といった案件で、かつ、契約社員もしくは、派遣社員といった形であるならば、結構、求人案件数自体は、あるのかもしれないが、正社員のポジション(permanent)でかつ、「改修」から入れるとなると、一般的には、なかなかない...というのが、いろんな転職サイトを見てきた僕の所感だ。なお、システムエンジニアの求人については、かなりリモートワークを取り入れている企業が多いみたいだが、そのぶん、プログラミングで詰まった時などは、完全に独力で解決しなければならず、相当程度の経験者を想定しているともとれるため、少しかじった程度で、フルリモートワークにしてしまうと、逆に自分が苦労したり、仕事が成立しなくなったりする...いわゆる、無理ゲーになると、とあるYOUTUBERが話していた。大体、プログラミングの実装経験が3年以上ならば...といったところだろうか。その点、システムのテスターであるならば、そこまでの経験値は要求されないし、そこまで高いプログラミングスキルも要求されないことから、少しかじった僕としては、可能性はあるとは言えるだろう。

 この「プログラミング」や「法務」などの業務に特有の「ロジカルさ」や「論理的な感じ」という業務性質とは、比較的、相性が悪くはないとは思っているが、いかんせん、経験値があまりないため、今の年齢から、こっちのポジションでやるとなると、どうしても、週五でのフル出勤が大前提となってしまうはずだ。いい落としどころを見極めつつ、あくまでも、最優先はリモートワークがどれだけできるか?に、こだわって行きたいと考えている。