演奏会の司会やってきました。
前日に原稿紛失き気づいて
深夜から書き直しはじめ

当日移動バスの中でも
楽屋でもひたすら原稿を書き
本番中も進行の合間に次の喋り原稿を書くというようなありさまだったのだけど

焦りもなく
投げ出すような気持ちもなく
淡々とひたすら書き、読み、直しの繰り返し。

終わってみて、ああ、雑念を持たず集中できたんだなと気づきました。
好きだから、そして最低限のクオリティは維持できるという自信があったからできたんだろうという感じ。

好きこそものの上手なれ。



やっぱり文章を作るのが好き。
言葉を粘土のようにこねくり回すのが好き。
束縛されない言葉いじりが好き。

なんというか
言葉パーツで図画工作をする感じ。


アナウンスという行為自体もすきだけど、
それは自作の作品を表現する手段としてなのかもしれない

束縛だらけの小論文なんていうものなんかは大嫌い。

友人と食事の後、
サイクリングにいく。
22時のサイクリングにいく。


幹線道路
点々と立つ
オレンジ色のナトリウム灯を横目に
自転車を漕ぐ。

骨ばった
一つ目の
のっぽを横目に
ひたすら漕ぐ。


土手にでる。
暗い。
みっしりと草の青臭さが満ちる。
誰もいない。


ひたすら漕ぐ。
アスファルト舗装がなくなる。
雨上がりのぬかるみに
タイヤがとられる。
ひたすら漕ぐ。


高速道路の下をくぐる。
暗い。
コンクリに反響し増幅する
車走音。
ごうごうごうごう。
怖い。
ひたすら漕ぐ。



道が終わった。
丈の長い草原が茂っていた。
進めなくなった。
道は終わった。



もう漕げない。
すこし佇んでみた。
ぬるい湿気。
青臭さ。
遠くに聞こえる
ごうごうごうごう。


電車がきたのである。
そこへ
電車がきたのである。
前触れなく


進めない道の先に
線路があった。


暗がりの中に
急激に流れる光
視界を暴力的に横切る。
川へ反射する。
二体の巨躯が
走る。






不気味で恐ろしく美しく
夢だったのではないかとすら思われるほどに
強烈に記憶に残っている風景




もいっかいいきたい。