ちょっと重い話になりますがご勘弁願います。
去る4月18日(水)、ちょうど僕が東京で
友達と麻布十番でビリヤードしてた日、
そう、ブログに書いたあの日です。
大阪の僕のホームのお店に預けてある
キューが盗難に遭ったのです。
翌日にお店のオーナーから連絡があり
知らされました。
そのキューはMcWorterというメーカー
のキューでして、以前僕が経営していた
+2 Billiards cafeというお店を開店する
際、大阪の日勝亭というお店で購入し
た物です。
凄く撞き易く、パワーもあり、特に柄
に関しては自分が所有したキューの
中で1番気に入っている相棒なのです。
ブログでこの事を書かせてもらってい
るのには理由があります。
もし、このキューを盗った犯人の目星
もつかず、2週間が経ったのならもう
これは、そういう運命だったと諦めた
のかも知れません。
しかしながら、残念な事にお店の防犯
カメラに犯行の模様も映っているし、
近畿圏内のビリヤード場に呼びかけの
協力をお願いしたら、その人間は以前
兵庫県内のお店で盗んだキューをオー
クションに出品し出入り禁止となって
いる事がすぐに判明しました。
そのキューはその後無事持ち主の元に
帰ったらしいのですが、それはお店のオ
ーナーさんがそれを落札したからで
あり、窃盗をしオークションに出品し
たその犯人は最後まで自分の犯行を
認めなかったというのです。
それどころか、自分が疑われているの
が嫌だ、というような事を話し、同情
を買うように仕向け今も大阪の複数の
ビリヤード場に出入りしているのです。
その人間の写真を見た時、僕は彼の事
を思い出しました。一緒にプレーした
事はありませんが、ハウストーナメン
トで見かけた事があります。
特徴のある大きなストロークで、確か
クラスはA級で出ていたと思います。
つまりかなり経験のあるプレイヤーで
ビリヤード愛好する人なはずです。
なのにこんなに狭い世界で簡単に足が
つくような行為をしてしまうのでしょう。
彼はこの場ではまだ名前は伏せておき
ますが、42歳という大の大人なのです。
僕のキューを黙って持ち出した翌日
彼は、大阪府下の某キューリペアー
ショップにそのキューを持ち込んで
シャフト(キューの先の部分)を綺麗に
してタップ(球が触れる革の部分)の
交換をしています。
こちらの連絡が一日遅れて、取り押さ
える事は出来ませんでしたが、そこで
彼は、そのオーナーの "そのキューど
うしたの?"という問いに、友人のを
預かっていると答えたそうです。
その際彼は僕のキュー以外にも高価な
カスタムキューを複数所持していた様
で、それらもまた盗品である可能性が
大いに考えられます。
僕のキューは冒頭にも書きましたが、
マクウォーターというカスタムキュー
で量産型のものではありません。
従って、ビリヤード愛好家ならそうい
った物であると一目てでわかるのです。
長々と書いてしまいましたが、状況
証拠から間違いなく犯人を特定出来て
いるにも関わらず、本人が返しにこな
い限りキューは戻りません。
今後、警察に動いてもらう事になりま
したが、本音を言うと、すでに自分が
犯人であることがバレている事を認識
している彼に、(本人に告知したので)
もしビリヤードを続けたいと思ってい
るのなら返しに来て欲しかった。
そういう風に思うのです。
なぜなら、僕自身ビリヤードという素
晴らしい競技の事が嫌いになってしま
う、それはビリヤードプレイヤーの事
を信用出来なくなるからです。
そんな大事なキューをお店に預ける事
が出来るのは、お店だけでなくプレイ
ヤーの事を信用しているからなのです。
キューをお店に預けてあるプレイヤー
はそういう気持ちなのです。
乱文乱筆失礼しました。
明日は久々にDJベンケイと玉突きする
予定です。