昨年の夏、チョークアートに出会った
ずっと不安をかき消すかの様に集中出来るものを探してきたけど
それすら見つからない自分を責めて焦っていた



そして本屋に行ったり図書館行ったり
情報収集して紛らわし



ある日、ある本棚が気になり足止めてみると
チョークアートの本があった


魅力されていった


これだ!と思って、直ぐに調べると
近所で近々にワークショップがあると知り
申し込んだ


難しかったけど、描ける嬉しさ
何かに集中出来る自分
優しい先生に嬉しくて


先生は近所でレッスンもしてると分かって
先生の人柄にも惹かれ
ワークショップ後すぐに、レッスンを申し込んだ


描けるようになりたい!
その気持ちでいっぱいだった
私はホビーではなく、始めからプロの資格取得コースにした


プロになりたい!


プロになるには約30回の資格レッスン受講が必須


毎回レッスンに行くのが楽しみだった



でも基礎からなので、楽しいというより技術を習得する方がメイン


「楽しい絵が描けるのはまだ先だけど、
そのうち楽しくなっていくからね」



と言われ、ただ黙々とレッスンし
宿題を次回までに仕上げる
早く仕上げたい
早く仕上げて次に進みたいと
楽しむよりも、仕上げる事だけに必死


それでも何もなかった、と思っていた私は
何か集中出来るものがあるのが少しの自信となり
、その時の私を支えていた


だんだんレッスンも進み
チョークアートらしい課題が出始めてきた


デッサンをし
板塗りをし
板にデッサンを写し下書きをする


絵を描く前の段階で疲れてしんどくなってしまう
でも、この過程を乗り越えなきゃと頑張る


色塗りに入っても、楽しみだったはずか
疲れて少しずつストレスを感じていった


家での宿題も面倒くさい
宿題仕上げられないから
次に進めないから
レッスンに行きたくなくなる



あー、ストレスになってるな
でも資格コースにしちゃったし
やめるのもったいないけど
ストレスになってたら続かないな
高いお金出して受講して、ストレス感じて
やめたいなぁと思った


先生に勇気出して話したら
「皆んな、その苦手な過程を通過して描ける様になって、そこで初めて楽しさ感じるんだから、◯◯さん←私   の言ってることはおかしくないからね、もう少しペース落としていいから、ゆっくりやってみましょう」
と言ってくださり


そっかぁ、と思って続けた



けど、けど、どんどんストレスになっていく
描き終わった時の達成感は半端ないんだけど
そこに行き着くまでの労力がしんどい



お金払い続けて、しんどい思いをしてる自分に気づけたくらいに
母の癌が判り、通えない理由が出来た


これを期に、レッスンお休みして自分がどう感じるか様子みる事にした


その間3カ月、お休みしてるけど
家で開かないし、描こうと思わない



興味があってやり始めたけど
ただ不安で、それを紛らわすためにやってただけ
その時は必要だった、私を支えてくれてたものだけど
もういらないなと思った



今まで中途半端に出来ない私だったけど
今は、あともうちょっとで仕上りの絵を放置し、
授業料中途半端に払って放置してる



ってかほぼやめてる



気分屋だから、またしたいなと思ったら
その時してもいいかなと



先生に
「頑張らないと出来ないから、期限があるならやめたい」と伝えた


先生は優しく受け止めてくださり
「◯◯さんがストレスになるなら、今は心の荷を下ろす方が先だと思うので、気にしないでください。
またやりたいなと思った時に、私が講師を続けてたら再開してもいいですしね」と


泣いた
苦しみの中、必死に心の穴を埋めようと頑張っていた私を温かく見守り、優しく話しを聞いてくださって、チョークアートと共に支えてくださった先生


いつも自分を大切にと言ってくださる先生



私の好きなものを聞いてくれ
好きなコーヒーやお茶を用意してくれ
私のペースを大切にしてくださる先生



だから、チョークアートは放置しても
先生とはこれからも大切な人としてお付き合いしていきたい
たまには会ってお茶したりしたい



きっとこれからも先生のワークショップに参加するだろう
また気が向いた時は描くだろう


 そんな中途半端な感じでもいいかな、って思えたんだ


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