引っ越します。陸中山田へ！

５月と６月の２回、岩手県の陸中山田という所へお見舞い巡礼に行ってきました。
陸中山田は、今回の震災でまともに津波の被害を受けた場所ですが、僕の先祖さまが眠る地でもあります。

現地に残っていた親類もこの震災を契機に、他の都市に引っ越してしまったので（家を流されて、そうせざるを得なかったので）、流されなかったものの地震の揺れで倒れてしまった先祖代々のお墓を守りする人もいない状況です。

というわけで、

生まれ育った、岐阜の地から、

三陸、山田へ

引っ越す事にしました。

岐阜で、土木、造園を16年、名古屋で建築を５年やって来た経験を活かせるかなと。

とはいえ、買い物さえ不自由な現地の状況を考えると、なかなかハードなチャレンジではあります。

来週には、岩手県民です。（服の販売は、続けますのでこれからもよろしくお願いします。）


※冒頭の写真は、流されなかった叔母の家に奉ってあった”大漁祈願の絵？”です。小学生の書いたような、ある意味ユーモラスな絵。漁師の家には、どこにでもあるそうです。

三陸お見舞い巡礼 １ たくましいメンタリティ

数週間前になりますが、車で１３時間かけて三陸の港町へ行ってきました。

自分の本家がある町。

最後に訪れたのが小学生の頃でしたので、かれこれ３０年ぶりです。

おじ、おば、いとこなど、親戚はみな無事でしたが、家は流されたというので、お見舞いの旅です。



テレビでさんざん流されてきた映像がそのまま目の前に現れ、印象としては終戦直後の焼け野原の風景にそっくりでした。

昼間は無事だった自宅の周辺をうろうろして、夜は寂しいから避難所で寝ているという方もおられました。

なんとなく想像されている方も多いと思いますが、現地の人たちはあっけらかんとしていて、”こんなんなっちゃった！アハハ！”ってな感じ。

何度も津波が襲来している地区ですので、慣れというか、人智を超えた自然災害に対するあきらめのようなものが元々根付いているようで、サバサバした人たち。

流されちゃったものはしょうがない、死んじゃったものはしょうがないよ。っていう割り切りが、海とともに生きてきた人々のたくましいメンタリティを感じさせるものがありました。

子供の頃も来るたびに楽しみにしていた海の幸は、誰も漁に出ていないので、もちろん無し。

従兄弟の奥さんは、「目の前の海で穫れた魚なんて気持ち悪くて食えないよね」とリアルな生の声として、語ってました。

お墓参りをして、長い帰路を帰ってきました。

古着の賢い選び方 その１

福屋です。

服は必ず新品！

しかも一度着た服には、二度と袖を通さない！

なんていうセレブな方には、全く必要のない情報かもしれませんが、古着を生業としている者から賢い古着選びの知恵をお教えいたします。


”服の新しさは、タグを見ろ！”

ニットなど、生地の表面に使用感が表れやすい素材は、物の新しさが分かりやすいかもしれません。

でもポリエステルやレーヨン、ベロア素材の物など表面的に物の使用感が分かりにくいものを判別するコツは、服の内側についている布タグを見ると分かりやすいです。

一見新品同様という感じの新しそうな服も、布タグが黄ばんでいたり、洗濯のし過ぎでくるっと丸まっていたりしていたら、やはりその品物はかなりの期間使われていたと考えるべきでしょう。

一見新品同様なら、別に構わないような気もしますが、どうせ買うなら出来るだけ新しい物を買いたいというのも人情です。

リサイクルショップなどで、古着を見る時の一つの指標としてみてください。




ブルックスブラザースの赤いPコートです。ブルックスブラザースと言えば、村上春樹のエッセイなどに度々登場するアメリカの老舗トラッドメーカー。アイビールック世代～アラフォー世代まで頑固なトラッド嗜好の物作りをしているイメージがあるブランドで、メンズのイメージが強いですが、こんな可愛いレディスのコートも出しているんですね。
ヤフオクにて出品中！興味のある方は　こちら　から