立夏を過ぎて暑い日もありますが、肌寒いときもありますね。皆様はいかがお過ごしでしょうか。

昨今の情勢、家庭の事情により、皆様それぞれのお立場により、母の日への思いは存在しますね。

母の日にお花を供花しました🙏

今年の母の日はご法事が入っていました。ご法事がおわったら犬猫里親会に駆けつけたりと、てんてこ舞いの一日でした。犬猫里親会についてはまた別の機会に述べます。Instagramではご報告しました。






  ​住職の母💐誠子さん





住職の実母 誠子さんと
坊守の育ての親の秀子さんは
お浄土に往かれているので
毎年お花を飾って偲んでいます💐





継職してから写真が飾れるようになり、毎年二人でご命日の法要をおつとめしています。
堂々とできるようになり嬉しいです💕





誠子さんに私はお会いできなかったけどきっと夫によく似ていたのではないかなと思います。
顔がそっくりだから😃

優しくも厳しい…当時10歳の夫にとって突然いなくなってしまった大好きなお母さん😭
たくさんいろんな話したかっただろうと思います😭





夫はその当時の記憶があまりないので、誠子さんの好物や好きなものを知りません。

いつもその点を残念がっていて、自分が子供だったから母に何も出来なかったらことが寂しい。
仕方ないことだけど…せつないですね😢






誠子さんは、いつも息子に語りかけてくれていることでしょう。

その想いに応えるかのように、夫はお寺の法務を一つ一つ真摯に向き合って取り組んでおります🙇‍♂️

これからも皆様のお心に寄り添えるようにふたりで頑張ってまいります🙏

 

  ​坊守の育ての親の祖母💐秀子さん





坊守の祖母の秀子さんは、どんなに忙しくても、常に玄関と床間には庭の花をいけていました。

祖父の介護の合間に花の世話を懸命にしながら、祖母は幼い私(坊守)に、春夏秋冬に移り変わっていく庭の風景のなかで、花の名前を教えながら、いけばなのてほどきをしてくれました。





「苦しいことも水に流すイメージで目の前で育っていく命と向き合いなさい。
諸行無常なのだから今の状態はいつまでも続かない。
今自分にできることを心を込めてやり続けること。
あらがうことなく受け入れていくこと。
日々鍛錬であり全ての事象から学び続けなさい」
とは祖母の言葉です。
 

  祖母と漢詩




祖母は漢詩が大好きでした❤️
特に盛唐の詩が好きでした。
晩年は認知症予防にとラジオの漢詩と英会話を学んでいました。

「人間は一生勉強📖を続けることが大切だ」と申しておりました。

辞書を片手に懸命に学んでいた、姿は今でも私の脳裏に焼きついています。

胃ガンで亡くなりましたが、最後まで意識もしっかりとしていて、病室から国会中継とニュースをみて日本の行末も案じていました。






久々に祖母を偲び書いてみました。境内に掲示もしましたのでご覧ください。




坊守の祖父母は書店経営していたので、常に本は📕身近な存在でした。

祖母は私にその時々に応じた書物を紹介してくれてました。








決して自分の考えを押し付けることは一度もなくて、ただ一言だけ明るく「読んでみてね♪」と

言って、様々なジャンルの本や図鑑を手渡してくれました。


私は成長する中で多くの書物から様々なことを学ばせていただき、大学も日本文学も専攻させていただきました。


「必ず辞書でわからないことは調べることが大切である」と厳しくいわれましたので、ずっと実践しています。


また本への想いについては別の機会に述べます🙇‍♀️



誠子さんも秀子さんも、「無為にして化す」という老子の言葉があるように、私達に無理に何事も教えこまず、自然に感化するように導いてくれていたのではないかなと思います🥺✨







夫が残念がっているように、私も祖母に生きていた時に、自分の思いはうまく伝えられませんでした。精一杯、最期まで看取りましたのでその点は悔いはありませんが、満足いく親孝行だったのかどうかはわからないですね。

いま私の人生の折々に祖母の言葉が出てきて、戸惑いながら背中を押されて叱咤激励されています。本当に有難いことです✨🥰






もうすぐ初夏の手仕事の季節ですね。梅酒をつけるのは祖父の楽しみの一つであり、実家には古酒がたくさん眠っています…。

境内の梅の実がだんだん大きくなってきました。
すでに雨風で実が落ちています。
掃き掃除🧹をするたびに、祖父母の気配を感じ心強くなれます❤️

一つ一つ丁寧に日常を暮らすこと。
生かされていることに感謝の心をもつこと。
肝に銘じて生きてまいります🙏




いまも色々な事件が起きて右往左往してますが…立夏を迎えて、ふたりで気を引き締めて、
乗り越えていく決意をいたしました…🙇‍♀️🙇‍♂️

いつも傍らで見守っていてくださることと存じます。
心から感謝申し上げます。
🙏南無阿弥陀仏🙏