フジコ・ヘミングがお亡くなりになられたとのニュースを聞きショック😨を受けております。



昔からクラシックの音楽は心癒されます🎶


魂のピアニストと称されるフジコ・ヘミングのピアノを落ち込んだ時などによく聴いていました☺️


特に彼女の「ラ・カンパネラ」を聴くたびに、涙があふれ、心が癒されていくことを感じました。


この曲名のように、私の心の中に鐘が鳴り響くのです。


その鐘の音色は、私の人生そのものでした。


たくさんの思いが音色と

一緒にあふれてきて

私の心の中を駆け巡るのです…


彼女の人生は順風満帆ではありませんでした。


天才少女と謳われながら、

難民の形でヨーロッパへ留学。

貧乏生活の中でつかみかけた成功…その喜びは一瞬で奪われます。

ピアニストにとって聴力を失うという・・・想像を絶する耐え難い苦しみだったと思います。


しかし、彼女は決して諦めなかった。


フジコ・ヘミングの奏でる音楽は、彼女の人生そのものであり、彼女の音楽にはたどってきた数奇な人生が奏でられ多くの人々に感動を与えてくれます🎵


「音色」という言葉がありますが、一音一音に、彼女のあふれんばかりの個性豊かな色彩がありました🎶


自分の心の中まで届く音を奏でられるピアニストに、私は初めて出会うことができました。











以下に私が感銘を受けた、

フジコ・ヘミングのことばの一部を引用します。


『フジコ・ヘミングの「魂のことば」』清流出版より


ピアノを捨てて、平穏無事な人生を望んだなら、

こんなに苦しまずにすんだかもしれない。

しかし、私はあえてこの人生を選んでいた。

苦しかったことは、時が流れれば黄金色に輝くわよ。



大事にしているもの?

それは

私だけのよ。

誰が弾いても同じなら、私が弾く意味なんかないじゃない。



有名になってたくさんお金が入ってきても、

ちっとも幸せじゃない。

外を歩けば、死にそうな野良猫がゴロゴロいる。

飢えた子供たちが次々に死んでいるし、

戦争が起こっていたり――

心を痛めることが沢山ありすぎて。

私の人生にとって一番大切なことは、

小さな命に対する愛情や行為を優先させること。

自分の命は自分のためにあると思ったら大間違い。

自分より困っている誰かを助けたり、

野良一匹でも救うために、人は命を授かっているのよ。



彼女のソロコンサートを初めて聴いた時の感動は、今でも忘れることはできません。



★あたたかく包み込む毛布のようなやわらかな音


★野に咲く花のように凛とした強さを兼ね備えた音


★与えられた生活を有難いと感じて生きるものが持つ音


★個性を大事に自由に生きているものが奏でる音


★どんな逆境も乗り越えられる希望の光が灯せる音



たとえるのなら、草原の中で聴くピアノでした。


コンサートホールにいながら、彼女が私に語りかけてくれている気分になれました。彼女の心の風景に、少しだけ訪問できたことに対する喜びがありました!


コンサートの合間に語ってくれた、

「間違えたっていいじゃない。機械じゃないんだから」


このフジコ・ヘミングのことばを私は決して忘れません。


音楽を愛し、弱い立場の人々に手をさしのべ、動物を愛するフジコ・ヘミング。


傷つき苦悩の果てにたどりついた彼女独自の音楽


これからも大切に聴いていきたいと思います。

南無阿弥陀仏🙏