アメミヤの「○○~は~じ~め~ました~♪」が頭から離れない。
「○○」に「皿洗い」「糖質制限」など自分の状況に合わせた替え歌を、自分の頭の中で楽しんでいたが、夏休み明けからの新曲は私を大きく悩ませていることだった。

「登校渋り~は~じ~め~ました~♪」

休み明け初日の朝はだらだらしながらも、急かして普通に登校時間内に間に合ったが、その日の夜から様子がおかしくなった。
ーー他の子がピンクのプリントを提出していた。けど娘はそれを持っていない。真面目な娘は何のプリントか分からないまま先生に「ピンクのプリント忘れました」と言った。すると先生は「今日じゃなくても大丈夫だよ」と返した。
夕飯前にその話を聞いた私は、まったく心当たりがないと娘に返答した。その時点で、不安な顔になる娘。学校から配布されたプリントは全てファイリングしているので、確認したがやはり無かった。
夕飯前の私は余裕がない。料理が苦手な上、子供たちは好き嫌いが多く、旦那は夜遅く帰ってくるしビール派で夜はお米を食べないので、献立を考えるだけで様々な配慮が必要になる。更に洗濯物の取り込みや下の子の相手、娘の学校の準備などバタバタだ。
「どうしようどうしよう…」
「明日先生に何のプリントか確認すればいいじゃない」
うっうっと涙を流しながら必要以上に不安がる娘に対して、私は(こんなことで!)とイラつき冷静に対応できなかった。娘の何度も不安を繰り返す言葉に、私は声を荒らげて返す。

「いいかげんにして!!」

「あっあっあっ」(嗚咽)
「あーーーーーーーーー!」(号泣)

小学生になってから、声を上げて泣くなんてなかった娘。
完全に正気を失い、パニックになった幼児のように手足をバタバタさせて叫び泣く娘を見て、私もまた混乱した。