今日は昔の鉄火場話を。
※前にもチラッと書いたネタかも知れませんが


パチンコネタなので興味ない方はスルーしてくださいガーン



パチンコ台で一発台というものが、昔はあった。

二連チュウ?(にれんちゅう?漢字がわかりません)という見るからに絶対入らなさそうな穴(盤面に開いた小さい穴)に入れるタイプから、タンブラーのように通りそうで通らない釘の門を越えてチューリップを開かせるタイプなど。


ひとたびそこに放り込んだら、一定の出玉が出るまで出っぱなしという脳を刺激するものであった(通常4000~5000発打ち止め)。

※そのあと、アレンジという恐ろしい台が世間を席巻しますがそれはそれで。


まだ私が若かった頃、その一発台にはまっていた頃があった。

私は今でも結構ストロークに神経質なタイプで、若くしてストロークにはなかなかこだわりがあったのだ。

きっとキングスターや保安官の影響だろう。


実際まあまあ上手いのでは?と勝手に思っている。
『腕で(玉を)通す』という職人気質みたいな感じも性に合ったのかも。

キッチリと同じ軌道をキープすると、2発同時で役モノに入れたりとかよくあった。
タンブラーなんかはよくパンクして悶絶したものだ(パンクした時の絶望感ったら。。)


余談だが、今のパチンコのハンドルバネのひどさにウンザリしている。
あんなの詐○じゃないのか?とも思ってしまう。
特にニューギンの台は打つ気がしないなぁ。



で、本題。

若い頃は何故か遠征をしたくなる。
「遠征じゃ~」といって電車に乗り、繁華街へ繰り出しては負けて家まで歩いて帰ったものだ。

で、ある日しこたま負け、「ファーストキッチン代と電車賃」という私の最後の砦をもぶっ込んでしまう。。(そこがギャンブルの恐ろしさ)


すべての持ち金を無くし、7キロ徒歩という過酷な帰路に就こうとようやく重い腰を上げた自分。

出口に向かいながら、つい習性で空き台の皿をチェック。。

すると台の下皿に玉が1発落ちていた。

それをつまみ、何気なく台の上皿に入れ、適当に、でも長年の経験からくるハンドル角でバイ~ンと玉を打ち出す…追い詰められたネズミの最後の抵抗のように。


横目で見ながら立ち去ろうとすると、、、


なんということでしょう!!


打ち出された玉は、今まで見たどれよりも美しい軌道で山を越え谷を抜け、悪魔の門(釘)をいとも簡単に通過しクルーンに突入!



うおぉぉぉぉぉ!通ったっ!   ←心で絶叫!



1球で入るか~!普通っ!?


あ、あとは1/3だっ!!



そう、この機種はあの名機『スーパーコンビ2』である。


クルーンに侵入しても3つの穴があり、そのうちのひとつ、すなわち1/3に振り落とされる。

だから比較的クルーンに入りやすい。


とはいえ、1球で通すのはまさに神業だ。



とにかく、通った!!この持ち金ゼロなタイミングで!


ここは入っとけ、いや入るべきだ!!

じゃなければ流れ的に通るハズがないんだから。


と自分に言い聞かせる。



生まれてから今までで一番緊張した1/3ではなかっただろうか・・(見せかけの確率ですが)


クルクルと高速で3つの穴の周りを回る玉。
当たりは若干他より高い位置にある手前の穴。


平静を装いながら台の斜め前で立ち、見守る。




入れ!




誰も人はいない。




入れ!さらに念じる。




長い~。。




ようやく減速し、ゆらゆらと不規則な運動に変わる。




コロン。





はいった~!




静かな湖畔の森の陰から・・・のメロディが祝福してくれている。


この瞬間、ひとり伝説達成!


お金がないので払い戻され た十数発の玉を慎重に打ち、無事に出玉が溢れ出てきた。

この後4000発終了後、連チャンに成功してなぜか「熊五郎ラーメン」を食べて帰還。
もちろんたばこもセッタ2箱ゲット。



…まぁ結局は少し負けてたけどね~。

でも、こういい後はツキが続くもので…そのあとツキまくってふた月くらいは軍資金が20万くらい財布に入ってたな~。



賭け事ってそういうものです、という話でしたかお


4着続きの自分を変えるべく書いてみましたあせる

く~っ、きっかけが欲しいぞ~!


●イッパツノキセキ

父:スーパーコンビ
母:シカイロウ