こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
最近、癌や腫瘍のある子の診察が増えています
この猫ちゃんは、特に思い入れのある猫ちゃんなんですが…
なぜ思い入れがあるかというと、この猫ちゃん、うちのライと同じ腸のリンパ腫だからです
うちのライは、昨年7月にリンパ腫と診断を受けて以来、一切抗がん剤やステロイドはやってませんが、嘔吐も下痢もほとんどなくなりました
この猫ちゃんもライと同じで、元々便が緩くなることが多かったり、吐いたりすることも多かったそうです
既にかかりつけでステロイドや抗がん剤を投与されていましたが、調子が悪いことが続いたするので、出来るだけもうステロイドは減らしていきたいということでした。
お伺いした頃は、肉球(とくに前肢)のハリと艶がほとんどなく、シワシワの肉球でした
飼い主さんも、「肉球の手触りが変わったと思ってたんです~!」とおっしゃられてました。
この子の場合、飼い主さんがショウシ温灸器をすでにご自分のために持ってらっしゃったので、どこの部分を温めたらいいのかなどをお教えしたり、ずっと漢方を飲んでもらってました。
そして、そして…
肉球もこんなにぷっくりになりました
「気力」がしっかりついてきたということですね
そして、気になる症状も今はかなり落ち着き、ステロイドもかなり減らしていけています
お腹にあった腫瘍も、エコーではほとんどわからないくらいにまで小さくなったそうで、掛かり付けの先生も「あれ~?」みたいになってたそうです
以下、飼い主さんから頂いたメッセージです
こんなこと言っていただけると、私もとっても嬉しいです
ちなみに、今は体重も3.8kgまで増えているそうで、最初痩せ気味だったので、よかったですね
うちのライもそうでしたが、症状が落ち着いてきて、かなり元気になり、他の若い猫たちと夜中のダッシュもやるようになりました
やっぱり、ムカムカしたり、だるかったりで、前はきつかったんだなぁと私も思います。
猫ちゃんは、本当に症状がでにくいですからねぇ
そんな症状の分かりにくい猫ちゃんのお話に特化した猫セミナー
今週4日と15日の福岡での猫セミナーは、お陰さまで満席となりましたが、話したいことが多過ぎて、やはり今回だけではお話しできそうにないので、2回目、3回目にも分けて少しずつお話ししたいと思います
ネットや本に載っている一般的なお話だけではなく、東洋医学的な目線でもお話できればと思っていますので、皆様楽しみにしていてくださいね
4日は猫雑貨のブースも出展していただきますので、私も楽しみです
福岡の猫セミナー、満席ですが、キャンセル待ちでのお申し込みは受け付けています
4日15時から佐賀で行う講演会は300人も入るそうですので、お近くの方はぜひ会いに来てください
(300人も入るようなところでしゃべったことないから、緊張します)
今、私、風邪を引いておっさんみたいな声ですので、なんとかセミナーまでに治さないと
ホットカーペットにしたら、みんな離れません(笑)
どれがライでしょう