亡き祖父から教えられたこと | ママときどき獣医師〜ペットに負担のない治療を目指して〜

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ママ獣医師・鈴木綾香です。東洋医学、整体、理学療法、レメディ等、色々な角度から治療を行う往診専門の動物病院・オムニア自然療法ペットクリニックを福岡で開業しています。2020年4月に,福岡の福間海岸前に『ペットも人も元気になれる施設』P&Hをオープンしました!

こんにちはニコ


ママ獣医師の鈴木綾香ですパー


東京セミナーののち、色々私事でバタバタして、しばらくブログお休みしていましたショボーン


実は12日に祖父が亡くなってしまって…


前にビワの葉温灸をご紹介したときに書いたのですが、2年ほど前から前立腺癌を患っていて、治療をしていました。


祖父は、元々お薬などを飲むことが大嫌いだったので、副作用の強いホルモン剤や抗がん剤を拒否し、最期は緩和病棟に入院していました。


結局、ステロイドは飲ませられていたので、両足がパンパンに浮腫んで、途中から歩けなくなってしまったので、お見舞いに行った時に温灸やマッサージをやっていました。

アップ左足は温灸とマッサージしたあとです。


毎回、温灸するたびに「気持ちいい」と言っていた祖父。


温灸をすると、冷たくなった足も少し温かくなり、浮腫みも楽になって、祖父も違うといってくれていました。


元々ビワの葉温灸を初めたのも、ビワの葉に抗がん作用があると知って、祖父に使えないかと思ったからです。


だいたい佐賀での往診のあとに祖父のお見舞いに行っていたので、
「今日は、犬や猫に温灸をしたり、鍼やマッサージをしてきたんだよ」
と言うと、いつも
「人に求められる仕事ができるなんてよかった」
といってくれた祖父。


余命半年と言われていたのに、それから2年近くも生きて、その間、私にも色んな事を教えてくれました。


犬や猫は話せないので、温灸やマッサージをして、どんな気持ちなのかわかりませんが、祖父が心から気持ち良さそうにしてるのを見て、きっと動物たちも同じなんだろうと思うようになりました。


祖父が毎回、
「綾香はいい仕事につけたねぇ」
と言ってくれたので、自信をもって、往診を広げていくことが出来ました。


元々、教師をしていた祖父だったので、私が専門学校で教えたりセミナーもやっていると知って、それもとても喜んでいました。


私の仕事の原動力になったのが、祖父だったと今、思います。


亡くなったあと、祖父からの手紙をもらったのですが、それには…


「獣医の資格を活かして有意義な生活を送ってください」


とありました。



まだまだ未熟な私ですが、求められる限り、動物たちを助けていきたいと思います。


10日の東京セミナーでも、私はたくさんの方々に支えられているなと実感しました。


次回、東京セミナーのお話は書きたいと思います。


このところ、こんな感じでバタバタでメールやご連絡、往診が滞っていてすみませんガクリ


徐々に返していきますので、もう少しお待ち下さいね汗