こんばんは
ママ獣医師の鈴木綾香です
今日は、私がなぜこのブログを始めたのか、往診専門の動物病院を開院したのか、なんでセミナーを各地でやっているかなどについて、もう一度お話をしたいと思います。(すっごく長くなったので、興味ない人は飛ばしてください)
まず、私がなぜこのブログを始めたのか。
それは、私が行っている東洋医学(中医学)や理学療法(リハビリ)など、普通の動物病院ではなかなかやっていないようなことを皆さんに知ってもらいたかったからです。
初めは、単に鍼やリハビリなどを専門として淡々と治療しようと思っていました。
でも、私の中学時代からの友達でワンコ、にゃんこを多頭飼いしてる子から、「綾香のやってることって、飼い主さんからしたら知らないことばっかりだから、絶対広めた方がいいよ!知りたい人は多いはず!」と言われたことがきっかけで、ブログをはじめました。
やってみて思ったこと。
SNSの力ってすごいですね
まぁ、いいようにも悪いようにも。
でも、本当にこのような治療法を知らない人たちがたくさんいること、必要としていることをすごく感じました。
びっくりしたのは、この前セミナーに来られた山口の方から「先生のこと、大阪や広島の友達から聞いたんです!」と言われたこと
SNSて、ほんとに全国、世界繋がってるんだなぁと実感。
まぁ、それは置いといて…
私がなぜ東洋医学に引き込まれたのかは、このブログのしょっぱなくらいに書いてるので、それをご参考にされてください
そして、なぜ往診専門の動物病院を開院したのか。
まだ3歳の甘え盛りの息子がいて、一緒につれて行ったりもできるからというのも一つ。
もう一つは、じっくり時間をかけて治療したいから。
東洋医学(中医学)の診断は、その子(人)、一匹一匹の体調を体全体を見て総合的に判断し、それに合わせた治療を行っていきます。
なので、前回も書きましたが、「下痢」という同じ病名でも、体質によって鍼の刺し方も漢方の処方も違う。
西洋医学だと、同じ「整腸剤」「下痢止め」なのにね。
一頭一頭に合った治療ができる。
これは、きっと私が一番望んでいたスタイルです。
勤務医の頃から、飼い主さんの話聞きすぎて、診察が長くなって、院長や看護師さんに怒られるタイプだったので(笑)
最後に、なぜセミナーを各地でやっているか。
それはこのブログだけでは、東洋医学(中医学)の奥深さを語るには足りなさすぎるから。
私のセミナーに来てもらった人は知っていますが、まぁ、私、喋り倒します(笑)
三時間でスライド100枚でしたから
もう、ほんとに東洋医学は奥が深いんです。
それと、せっかくのセミナーの機会。自分の子やお仕事で出会われるわんちゃん、猫ちゃんに生かしたいと思って来てくださった方がほとんど。
なら私の今の知識を全部伝えたい!ていうくらい伝えたいんです。
だって、その知識があればおうちの子がおうちでケアをしてもらえることができるかもしれないから。
たまにブログやFacebookのメッセージで「もう少し詳しいアドバイスをもらえませんか?」
「セミナーの資料、ただでもらえませんか?」
「うちの子の相談にメールでのってもらえませんか?(ただで)」
などを頂くことがあります
何度も書きますが、東洋医学は一頭一頭に合わせた治療を行います。
だから、一頭一頭私の治療は変わってきます。
なので、獣医師である以上、そしてこのような不特定多数の人が見るところという場であるからこそ、敢えて私は具体的な治療法などは書きません。
だって、みんな違うから。
そして、獣医師だから、動物関係の仕事をしているから、
「ただで情報や知識を飼い主のために広めるのは当たり前」
そんな考え方はやめてください。
犬を助けたいのなら、具体的なアドバイスをしろと言われるのもナンセンスです。
助けたいからこそ、中途半端な意見は言いません。
そして、私は今でも月一で中医学の勉強会に行っていますし、朝夕の通勤はリハビリのセミナーをネットで聞きながら通っています。もうほんとに時間が足りません。
休みはほぼそんなので潰れてます。
私も更にいい治療をと日々勉強しています。
お金も勉強に正直、いくら使っているかわかりません。
病院にいったら、皆さんお金をお支払しますよね?
それは、先生への情報料でもあります。
動物を飼うということは、本当にお金のかかることです。
よりよい治療を望めば、お金はどうしてもかかってくる。
正直、私の治療はお金もかかると思います。
でも、それだけのお金を頂く分、本当に真剣にやってます。
二時間とか余裕で過ぎます。
私は、真剣に動物たちと向き合っています。
でも、なかなかブログやSNSだけだとそんなこと伝わらないですよねぇ
ここが難しいところ。
だからこそ、セミナーに来てほしいと言われれば遠くても行けるところは行きます。
ちゃんと会って伝えたいから。
私は私のスタイルでこれからも、動物たちのために飼い主さんのために、こちらやセミナーなどいろんな場所でいろんな治療法をご紹介していきたいです。