RL78G15は昨年発表されたルネサスエレクトロニクスの8ビットマイコンで最も小規模な機器向けだったRL78G10の後継モデルといった位置づけでしょうか。秋月電子のような一般的な小売店で購入できないので業者向けの販売店で購入して表面実装になっているこのマイコンをブレッドボードでも扱えるようにマイコンボードを作ってみました。

 選定したのは"R5F12068MSP"という20ピンでROMが8kBとなるRL78G15最大のものです。これをすべてのピンを引き出してUARTからシリアル変換ICを介してUSB通信(端子はType-C)ができるようにしてみました。

 プログラムの書き込みはE1やE2といった純正のデバッガを使用して行います。書き込みをしやすいように専用のピンヘッダ/ソケットを使用したアダプタも制作してみました。

 

 USBを使用して書き込めたほうが楽なのかもしれませんが、ローダーの製作の仕方がわからなかったのでとりあえず。。。

 

 マイコンボードは逆流防止のダイオードと過電流による破壊の防止のためトリップ電流750mAのリセッタブルヒューズを搭載しています。USBシリアル変換ICは安価なCH340Eを採用しています。

製作したマイコンボードはこちらで販売もしていますので開発してみたい方は書き込みアダプタとあわせてどうぞ。デバッガ/プログラマのE2 Liteなどはご自身でご用意お願いします。