福にゃんこの店主の神尾です。
当店は、呉市から市民の花に制定されている「椿」をPRしています。
「地元の方々に、もっと市民の花に親しんでいただければ」との願いを込め、
SNSなどを通して〝椿推し〟の姿勢をアピールしたり、
「彩りの時間・椿」といったイベントを企画したりしています。
私の人生は、花との縁が深いです。生まれてから付けられた名前は「友里(ゆり)」。
幼いころから、手芸¥が大好きで、母の真似をしてペーパーフラワーやリボンフラワー等を作っていました。
高校では、クラス名に花の名前が使われていました。
わたしのクラスの名前は、「藤組」でした。
20歳のころにパンフラワーを習い始め、その後講師の資格を取得。
ほかにもいろいろなジャンルの手芸を学んだり、教えたりしています。
押し花のように直接花を扱うジャンルはもちろん、
ポーセラーツやパステルアートで花をデザインした作品も、多く制作しています。
結婚後に夫と経営したブティックの店名は、
フランス語で花を示す「フルール」。
夫の他界後も一人でブティックやサロンなどの経営を続け、
いずれも花がモチーフの洋服や小物を多く扱いました。
私生活でも、いろいろな花を育てるのが大好き。SNSが世の中で普及すると、
呉のまち中で見かける花を撮影して毎日投稿するようになりました。
「色彩暦」と名付けてfacebookやnoteに投稿しています。
さまざまな花に親しんできましたが、椿には特別な思いがあります。
呉市民の花なのに、行政や市民の関心が低い。そう感じるからです。
呉市の山野には椿が多数自生し、まち中でもよく見られます。
椿にまつわる悲恋物語も残っています。
市内ではかつて、椿のまつりやサミットも開かれていました。
ですが現在の呉市には、椿をまちづくりの資源として生かしたり
PRしようとしたりする姿勢は見受けられません。
維持管理が滞ったためか市内で椿を楽しめる場も減ってきているし、寂しいかぎりです。
もっと、呉市民の視線が椿に向けられるようになれば。
そう思って福にゃんこでは、2020年に「呉の椿マップ」を作って
お客様に配布したり、SNSで発信したりしました。
表面は椿をメニュー名や商品名に取り入れている市内のカフェや御菓子処、
椿をモザイク路面にデザインしているスポットなど、
椿の小ネタを地図付きで掲載。裏面では、
椿の搾油体験や椿の炭でろ過した純米酒開発などを企画している
「ひろしまね園芸福祉協会」さんの活動を、取り上げました。
園芸福祉協会の皆さんの椿に対する熱い思いや行動力には、頭が下がります。
協会とのつながりをきっかけに、市内研修施設で椿モチーフのフェルト作品や
デコパージュせっけんなどをつくるワークショップも指導させていただくようになりました。
そして当店では、椿のシーズンである1、2月ごろに毎年「彩りの時間・椿」を開いています。
椿の手芸品作りや椿グッズの販売、
椿にまつわる豆知識を知ってもらうオリジナルの「椿検定」受験、
セラピーやアートなどの体験ブース、カフェコーナーなどを例年企画しています。
毎回多くの方に癒やしや非日常感を提供する機会となり、好評を博しています。
今後は皆さまにもっと椿検定にも興味を持ってもらえるように、
普段から椿に関する発信を工夫して続けたいです。
花との縁をいただいた人生だと思っているので、
私の宿命としてなんとしても呉の椿に光が当たるように励みたい。
そして椿を発信する活動が、呉市の地域振興に
つながっていくように道筋を立てたい。
住み慣れた呉で、私が果たしたい願いです。
