株式や債券など金融の知識が全くない素人だっていう方、あまり深く考えずにちょっと資産運用にトライしてみたい方、個別銘柄が多すぎて選びきれない方には、「インデックス投信」がお勧めかと思います。


インデックス投信(インデックスファンド)とは


 ・日経平均(日経225) :東証一部上場の約1700銘柄のうち、225銘柄を対象として日本経済新聞社が算出、公表している株価指数のこと。

 ・TOPIX(東証株価指数) :東証一部上場の全銘柄を対象として、東京証券取引所が算出、公表している株価指数のこと。

 ・MSCIコクサイ指数 :日本を除く世界主要先進国22ヶ国を対象として「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル」が算出、公表している株価指数のこと。


など市場の株価指数(インデックス)に連動した「投資信託」のことです。市場とほぼ同様の運用成績を上げ、投資信託の中でも比較的安定したリターンを望む事ができるものです。ですから、短期的な運用ではなく、基本的に長期間運用する事によって効率的な資産運用が可能となるのです。



インデックス投信選びのポイント

 ・「手数料」(販売手数料・信託報酬・信託財産留保額)が安い銘柄 

投資信託というものは他の金融商品と比べ、運用をプロに任せている分「手数料が割高」にはなります。インデックス投信の場合、少しでも「販売手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つの手数料が安いファンドを選択することが肝となります。購入する場合は、大手証券会社、大手銀行に比べて、ネット証券会社やネットバンクのほうが販売手数料は安くなっています。


 ・「純資産額」の多い銘柄

純資産総額が少なくなりすぎるとファンドは効率的な運用が難しくなるために「繰上償還」が行われるのです。繰上償還とは、強制的に信託期間の途中で資産を償還(投資家に返却)されることです。手数料が同じなら純資産額の多いほうが繰上償還のリスクが少なくなります。





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