イタリアに続きメキシコにも破れ、グループ突破どころか勝ち点を1つも奪えないまま日本のコンフェデは幕を閉じました。
せめて1つくらい勝ちたかったですね~、情けないというかなんというか・・・
しかしこの勝ち点ゼロという結果は、ある意味想定内だったといえると思います。
つまり日本の今の実力は、普通にこんなものなんですよ。
ブラジル、イタリアの強さは今更触れるまでもないですよね。
W杯優勝回数はブラジルの5回が頂点で、その次がイタリアの4回です。
最も与し易いと思われたメキシコでさえ優勝こそないものの、W杯への出場は14回を誇ります。
またメキシコは決勝トーナメント進出の常連国で、ここのところ6回連続で決勝トーナメントに進んでいます。
それに比べて日本は出場でようやく4回を数えるのみ。
そして先のロンドン五輪では、メキシコはブラジルを破り優勝しています。(五輪の実績などW杯とは比較にもなりませんが、メキシコに有望な若手が揃っていることの証明くらいにはなるでしょう)
要するに極めて強いグループに入ってしまったが故に日本は勝てなかったという、極めて平凡な話なのです。
仮にナイジェリア或いはウルグアイの代わりにグループBに入っていたとしたら、またこれは違った結果になったことでしょう。
強さというものは、多分に相対的なもの。
アジアでは王者の日本も、世界の上位グループに入ればまだまだ弱小なのです。
0勝3敗勝ち点ゼロ。
なかには得たものはなにもなかったなどという厳しい意見も少なからずあります。
けれど、ボクはそうは思いません。
イタリア戦は結局負けてしまったけれど、完全に優勢なゲームでした。
相手のコンディションに問題があったとはいえ、あのイタリア相手にゲームを支配出来たなんて、これはたいしたものです。
それこそ10年前なら全然考えらないくらい凄い事だとボクは思ってます。
しかしながら、あれだけ劣勢でも勝ってしまうイタリアは、やっぱり強いんですよ。したたかでチームとしての厚みが違う。(これが伝統というものかもしれません。)
日本がイタリアのようになるには一足飛びにはとても無理で、こういう辛く厳しい戦いを学び、乗り越えていくしかないのでしょう。それくらいサッカーの壁は厚いのです。
逆に言えば、こういう惜しい負け方を経験し続けていれば、ある時ポンと勝つ時がきっと来ますよw。
そうやって少しづつ日本も強くなってゆく。
それしか道がないとすれば、今回の負けだって大いに意味があると思うのです。
それにしても岡崎頑張ってるなあ、本田・香川の陰に隠れがちだけど。
ジェフに勝利あれ。