これは石原都知事の、ハイパーレスキュー隊員らに対する言葉。涙ながらに語ったそうな。
福島第一原発。
今、日本で最も危険な場所だ。
加熱した危険な状態の原子炉を冷やすための放水が今も続いている。
放水するためには、放射線で汚染されている原子炉に近づかなくてはならない。
そんな危険極まりない場所で、死と背中合わせで国のため、国民のために働いてくれたのがハイパーレスキューの人達である。
都知事の彼らに対する称賛、感謝は当然のことだろう。
しかし一方で、こう言った大臣もいる。
「言う通りやらないと処分する」
これは海江田万里経済産業相の言葉。これではまるで「死んでもいいから早くやれ。さもないとクビだぞ」と言っているようなもん。
事態を早く改善したいという気持ちは分かるが、このような圧力をかけ、死地で人を強制的に働かせるのはちょっと筋違いであろう。
この命をも軽視したような恫喝発言に対し、石原さんが首相官邸に怒鳴りこんで抗議し、首相ともども陳謝したという。
人は上司を選べない。けれどこんな人の下には絶対につきたくない。