先日、テレビで中田と本田の対談が放送されましたね。

W杯関連の番組だったんですけど、とても長時間の亘った対談でした。

長い時間だったんですけど、非常に興味深い話がいくつもあって、非常に内容の濃い対談でした。

でもまあ、もしかしたらボクが中田ファンだからそう感じただけなのかもしれない。

けれど、若い本田に穏やかに気持ちを伝えるかのように語りかけるヒデには、なんだか感動すら覚えましたね、マジで。録画はもう永久保存版です(笑)。

そして多くの興味深い話がありましたけど、その中のひとつをご紹介。

でもボク自身そう思ってて、やっぱりそれを出し切れなかったのは自分にとっての一番の後悔。
そのサッカー人生の中で一番の後悔だし。それをまあ外から見ている限りでは、そういう道を辿りそうだから…辿りそうっていうのはその自分の我をだしていきたいというプレー、回していくというよりもそういうのが好きそうだからやっぱり、もっとやり続けるべきだとボクは思います。

ここでいう「それ」というのは、その前に中田が語った「ボクはどちらかというと、ワガママを通しきれなかった人間だし」を受けたものです。

つまり、ワガママを通しきれなかったことが、サッカー人生の中で一番の後悔だと中田は語ったのです。

あれだけただただ我を通していたかに見えた中田が、実はそうしきれていなかったんですね。

そのへんの事情もけっこう詳しく語ってたんですけれど長くなってしまうので割愛しますが、やはり年齢的なものに伴う立場の変化、みたいなことを語ってましたね。

簡単に言えば若いころは好き勝手できたけど、オトナになってくるとチームのバランスとか考えなきゃいかん立場になってきてなかなかそうもいかなくなってくる、みたいな。中田は20歳から日本代表でしたから。

話を戻しますが、これ聞いた瞬間、ボクは思い出さずにはいられませんでした。いつまでも起き上がれずにピッチに倒れたままだったドイツ大会のブラジル戦の後の中田を。

ふたりの対談をどんどん煎じ詰めていくと「サッカーとは自ら点を取ること」という結論になってゆくんですね。もちろん現代のサッカーにおいてはFWですら守備が不可欠などということは百も承知の上でのこと。

そういったものを踏まえた上で、更に自らのプレーを貫く。でも中田は最後はこれが出来なかった。

中田は自らの後悔を語ることによって、本田に自らのプレーを貫き通すことの重要性を伝えたかったのでしょう。

でもこのことは本田だけに限りませんよね。日本代表の選手しかり、ジェフの選手しかりです。

分かっているようで分かってない。出来てるようで出来てない。

中田はメディアを通して、多くの人にこのことを知ってもらいたかったんだな~と。

当時の中田の心情を想像したらなんだかとっても切なく、なんだかちょっと泣けました。


上のリンク(ジェフユナイテッド千葉ブログランキング)のクリックをお願いします。
皆さんのクリックが更新の糧となっていますのでヨロシク。(# ̄ー ̄#)