夜中、トヨタカップを観ました。睡魔と闘いつつ約2時間。途中何度か居眠りをしつつも最後まで観きりました。

いや~、面白かったです。
まず前半37分、左サイドからのアーリークロス。アビダルと競り合いながらもボセッリがヘディングシュート!

これがゴール左に突き刺さり、エストゥディアンテスが先制点を奪うわけですが、前半にエストゥディアンテスが先制するという筋書きがゲームを更に面白くしましたね。
クロスは最高でしたが、アビダルの寄せを押し返したボセッリの強さも凄かった。

この後、最後までバルサの攻撃が続くわけですが、ワンチャンスをモノにしてしまう勝負強さ、もう素晴らしいのひと言です。

後半に入ると攻勢を強めるバルサ。負けてるわけですからまあ当然ですよね。
ボールこそ支配するものの、しかしバルサは頼みの綱のメッシ、イブラヒモビッチがいまひとつの調子。
司令塔イニエスタの欠場が大きく響いている様子。もうひとりの司令塔シャビこそいるものの、そのシャビも精彩を欠いていました。

対するエストゥディアンテスも前半の激しいプレスこそ影を潜めますが、それでも高い集中力を切らさずバルサの攻撃を次々と跳ね返します。

ムムム、これは南米の勝ちパターンやな~、このままいってしまうのか・・・
と思った後半44分、ピケがDFと競ってこぼれたボールをペドロがヘッド。ややゆるいボールはGKの頭上を越えてゴールネットを揺らし、なんとバルセロナが土壇場で同点に追いつきます。
いやいや、びっくり。このあたりはもうさすがとしか言いようがないです(笑)。

延長戦に突入すると、追いつかれ落胆したエストゥディアンテスにスタミナはもう残っていませんでした。
圧倒的にボールを支配するバルサ。バルサも当然疲れてるんでしょうけどね~、このあたりのスタミナはさすが超一流のアスリートといった感じ。

延長後半5分、右サイドからアウベスがクロスを送ると、中央で競り合いながらもメッシが突進。なんと胸で押し込んでゴールを奪います。

あのメッシもこんな泥臭いゴールを奪うんですね~。執念というかプロ根性というか、勝つという事に対して本当に真摯ですよね。ヘンにカッコつけたりしない。もう感動すら覚えますね。
甲府戦でしたっけ?このプレーはちょっとコータの胸シュートを彷彿とさせてくれました。

最後の力を振り絞って追いすがるエストゥディアンテス。
延長後半15分、左サイドのFK。キッカーはベロン。このゲームを通して、ベロンはバルサに立ちはだかる最高の敵対者でしたね。

最後のクロスもバルサを震撼させる最高のクロスでした。しかし合わせたヘッドは無情にもわずかに右に外れてしまいます。

そしてタイムアップの笛。

いや~、充実した2時間半でした。タイムアップ直前にバルサが追いつき、メッシが決勝点を挙げる。なんだか出来すぎのシナリオでしたねw。ベロンの活躍ぶりもよかったです。

バルサは技術もさることながらその判断のスピード、クオリティ共に素晴らしいです。CBでもその判断力はハンパないですね。プジョルとか。サッカーとは判断力ナリ、と改めて感じました。

ジェフ成分が少なくなって、なんだか物足りなくなってしまいがちなこの季節。貴重なサッカーエッセンスをもらった気分でした。バルサ6冠、congratulation!


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