バレーボール・ワールドグランドチャンピオンズカップ(英語: FIVB World Grand Champions Cup)は、国際バレーボール連盟主催のバレーボールの国際大会である。日本国内での通称はグラチャン。
北中米・南米・欧州・アジアの各大陸チャンピオン4チームと、会場国日本、及び国際バレーボール連盟推薦チームの合計6チームが、世界一を目指して競う。
グラチャンがスタートしたのは1993年で、4年に1度(オリンピックの翌年)日本で開催される。
概要
世界三大大会(オリンピック・世界選手権・ワールドカップ)と比較すると出場チーム数は6と少ないものの、グラチャンを含めて世界四大大会と呼ぶこともある[2]。
グラチャンは低迷した日本チームが世界のチームに挑戦するというコンセプトの大会としてスタートした。日本の著名芸能人が大会を盛り上げており、イベント的な要素も強い。
また、オリンピック、世界選手権、ワールドカップと比べて歴史が浅い大会のため、大幅なルール改正のための試験大会として位置付けられることもある。実際に1997年の大会では、リベロ制が導入された初の国際大会であった。また各セット25分経過後に、ラリーポイント制になるという、25分併用ルールが導入されたが、不評であったためそれ以降の大会では使われなかった。
1993年の大会ではTUBEのヴォーカル前田亘輝が大会テーマソングを歌った。この大会ではライジングプロダクション(現ヴィジョンファクトリー)のユニットMAXが大会テーマソングを歌い大会を盛り上げた。 2001年の大会は『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』が大会のサポーターを務めた。2005年の大会はジャニーズ事務所の若手ユニットKAT-TUNが応援プロデューサーを担当。中継や関連番組のMCを担当する他、セット間の応援パフォーマンスなどを手がけた。2009年の大会はスペシャルサポーターにイモトアヤコ、大会テーマソングをEXILEが担当した。2013年の大会も引き続きイモトアヤコがスペシャルサポーターを務め、大会テーマソングを倖田來未が担当する。
大会マスコット
大会マスコットはグラちゃんで1993年の第1回大会から登場している。鳥をモチーフとしておりバレーボールから頭と足を突き破った状態になっている。このマスコットはバレーボールの持つスピード感、躍動感をイメージして作られた。2001年大会までは手はボールの中に隠れていたが、2005年大会では手も描かれるようになった。
出場枠
ワールドグランドチャンピオンズカップに出場できるのは全部で6カ国で、以下のように選出される。
開催国 - 1カ国(毎回日本が開催国)
大陸選手権 - 4カ国
国際バレーボール連盟推薦チーム - 1カ国 (女子は1997年より4開催連続で韓国)
試合形式[編集]
大会は6チームによる1回戦総当り戦による勝敗数で順位を決定する。