スピッツが大好きです。

ある日突然はまって、気づけば16年。


それこそ、独身時代は、スピッツのコンサートで全国あちこち行ってました。

ネットで友達が出来て、本当に濃い日々を送ってたなぁ。


それが今では、「1年に1回、スピッツのコンサートに行ければ良し」、な生活。


そんな私が、スピッツが初写真集を出すということを知ったのはつい数日前。

正直、コンサートでもパンフレットは買わないし、グッズも基本は買わない派です。


しかし、今回の写真集は、スピッツをずっと撮り続けていたカメラマンによる、スピッツの20年間(1991~2011)。

4800円と少々高かったものの、迷わずamazonで注文。


そして、本日、届きました!!


旦那に言うと・・・


「なんでそんなん買うん?そんなミーハーなファンだったっけ?」


と呆れられてしまいました。


いやいや・・・何をおっしゃる!

めちゃめちゃスピッツ好きだっちゅーねん!!


そして、分厚くて重い写真集を、大事に大事にページをめくっていきます・・・


え゛、ただの写真集やん!!


いや、確かに、「写真集」ってありましたよ。知って買いましたよ?

でもね、こう、ちょっとぐらい、なんかメンバーのインタビューが載ってたり・・・撮影中の裏話なんぞ、所謂「テキスト」的なものも含まれてると思ってたんですが・・・

本当に、写真オンリー!!


「買わんでよかったもかも」とうっすら“後悔”の文字がよぎりそうになった時、とある1枚の写真でページをめくる手がピタリと止まりました。


1997年8月15日に新宿ロフト(ライブハウス)で行われた、スピッツ結成10周年のシークレットライブの写真。

ファンクラブでも一切告知なし。本当にシークレットだったのです。

チケット発売数はわずか100枚。しかも、チケットはその会場でしか発売せず。


実はこの超貴重なライブに、奇跡的に私も行ってました!


もしかして、私、写ってる??と思って、凝視しましたが、確認できず。


が!一緒に行ってたスピッツ友達のOちゃん、Aちゃん、Rちゃんが、ガッツリ写ってるではないかwww


あまりの興奮に、ずいぶん連絡を取ってなかったOちゃんとAちゃんに、思わずメールしちゃいました。


写真集を絶対買っているであろうOちゃんから速攻返事あり。

意外にも、まだ買っていないとのこと。


「ゴースカで買ったら特典があるから、名古屋のゴースカで買おうと思って。」とのこと。


※ゴースカ : 4年に1回開催される、スピッツのファンクラブ限定のライブ


知・ら・な・か・っ・た。

私も来週、大阪のゴースカ行くのに。



と、軽くめまいを起こしましたが・・・まぁ、なんとか立ち直り、しばしOちゃんとメールのやりとり。

そうこうしているうちに、Aちゃんからも返事が。


「あのときは気づかなかったけど、青春まっただ中だったんだね‥‥。 」


と言うAちゃんの言葉に、生活の中心がスピッツとピロウズだったあの頃が、一瞬で蘇りました。


新宿ロフトでのライブは、本編の記憶はおぼろげながら状態なのに、その前後のことははっきりと覚えてます。


東京に遊びに行ってたOちゃんが、たまたま入った古着屋さんで、なんの気なしに手にした手作り感たっぷりのフライーヤーに「スピッツ」の文字を見つけ、半信半疑ながら、スピッツのファンクラブに電話。

間違いなく、スピッツのライブとのこと。

しかし、公にはしないでくれ、とファンクラブスタッフから釘を刺されたとのこと。

まだ今のように、Twitterとかmixiなんてない時代。

律儀に言いつけを守ったOちゃんは、インターネットの掲示板に載せることもなく、私を含めた、仲の良いスピッツ友達数人にのみ連絡をくれたのでした。


しかし、発売するチケットはわずか100枚。しかも、販売は会場でしかしないということで、東京のスピッツ友だちにお願いして、発売日前日の夜中に並んで購入してもらったのでした。


まさに「シークレットライブ」。

ファンのあまりの口の硬さに、チケットは100枚完売せず、数枚余ったとのこと。

当日のステージのMCでマサムネさん、苦笑い。



そうそう、ライブが始まる前、会場の周りで友人たちと談笑していると、通り過ぎるカップルの会話が聞こえてきました。


女「今日、誰のライブ?」

男「さぁ。どうせ無名のバンドだろ?」


「いやいや、今大ブレーク中のスピッツですけど?」と心の中で吠えました!(笑)


ライブが終わったら、スピッツ友達と集合写真。

当時Aちゃんは、インターネットをやっているスピッツファンの間ではちょっとした有名人で、写真撮影の声がかかるとAちゃんを中心に20~30人が集まってパチリ。


みんなに、何事?何者??と言った目で見られていたのを覚えています。


ホント、青春でした。


さて、来週はゴースカです♪


昨日(4月16日)、私にとっての2年ぶりのピロウズライブに行ってきました。


「BIGCAT」でピロウズだなんて、私的にはずいぶん久しぶり。

昔は、ピロウズの大阪ライブと言えば、「BIGCAT」が定番だったのですが、今は「なんばhatch」や、「ZeppOsaka」でもやっちゃうんだもんなぁ~。


2年ぶりのピロウズのライブ。

会場のピロT(ピロウズTシャツ)率高し!!

首にはピロタオルをかけて、そうそう、これこれ。この感じ。

(と言う私は、会社帰りのため、普通の服でしたが。)


SEがサロンミュージックの『KELLY'S DUCK』に変わると・・・さらりとメンバー登場。

あぁ、そうそう、この感じ!!

さわおっちが、ギターを肩にかけ、マイク位置を確認して・・・


「アウイエイ!」(さわお流「Oh!Yeah!」)コールに、私たちも瞬時に「アウイエイ!」とレスポンス。


来たよーーー!!

やっぱり、ピロウズが大好きだぁ~。


さわおっち、いつもよりなんだかすごく丁寧に歌っているというか・・・ライブなのに、歌うまい!(苦笑)




*以下、印象に残ったメモです。


~MC~


■愛媛からの移動にて


電車に乗る前にサンドイッチとグレープフルーツジュースを購入。
まさかの、グレープフルーツジュースが凍っていた。サンドイッチ食べたのに全然飲めない!

淳君曰く、「隣でずっと、(飲もうとしては)ダメだっ、ってやってるのを見て、よっぽど俺の野菜ニンジンジュースをあげようかと思った」


それに対して「お茶だったらまだしも、野菜ジュースはドロドロしてるから、もらうの気を使う。」とさわおっち。


しかし、一時間ほど陽の当たる窓際に置いてたら、溶けてシャーベット状になって、めちゃめちゃ美味しかった。
初めはこれを売ってた店のおばちゃんを恨んだが・・・


「なるほど!これがツンデレか!!」

じゃあ、俺もツンデレキャラで、と客席に向かって「オイ!この豚野郎発言。

速攻手を合わせて謝るさわおっち。

「これはツンデレじゃなくてSMだな(苦笑)」と。


「では、ツンデレではなく、まだ「ツン」だけだった15年前の曲を。」と言って、曲は『ICE PICK』へ。

まさかこの曲が聴けるとは(感動)


♪あの好きだった映画は 今になって流行りだした 懐かしくて嬉しくて きっと淋しくもなるはずさ


歌詞もメロディーも切ないです。当時のさわおっちの心境を想像すると、泣けてきます。

が、今はこんなに味方(ファン)がいる前で歌えるんだもの。

いろいろと感慨深いです。




■いろんな人の言葉遣いが気になる


お店の人とかで、「ありがとうございます」と言うべき場面で「すいません」って言う人。

この前タクシーに乗ったら降りるとき、タクシーの運転手に


「助かりました。」


って言われた。
どういうこと?おかしいだろう?

場面を想定するに・・・

「俺が君たちに『今日は(ライブに)来てくれて、助かりました!って言うってことだろう?」

「曲終わりにジャーン!ってなって、(指を差してキメポーズ)「助かりました!」ってことだろ?」


■メンバー紹介

淳君:


昨日の夜、ホテルのお風呂に浸かりながら寝てしまい、危うく溺れそうになる。

風呂入りながら読もうと買った新しい本2冊は湯船に浸かり、乾かしたものの三倍の厚さに膨れてて捨てた。


シンちゃん:


お風呂で寝るのは危険!本当に危険!

だからみなさんもお風呂に入るのはやめましょう!

大阪は暑い。

昨日愛媛から着いて難波を革ジャンきて歩いてたら、振り返られた。

だから今日はアロハ。(ツアーグッズのバスター君アロハを来ているシンちゃん)

みんな、アロハの恋しい季節になってきただろう?


さわおっち:

毎回完璧なステージを目指してるけど、歌詞間違えたりギター間違えたりしてしまう(笑)
でも、だからと言ってライブとしてダメだったかって言うとそうではなくて。
今まで、どのライブも全部素晴らしい

最年少の俺が43歳。まさかこんなことになるなんて全然想像してなかった(笑)

「でも、君達が“ピロウズ、カッコイイ曲書くじゃん!”って期待してくれているかぎり、輝ける気がする。」


そう言って、曲は『トライアル』へ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


●本編ラストの2曲


『POISON ROCK’N’ROLL』 → 『Ready Steady Go!』


これは圧巻。
まさに「息もつかせぬ」感がハンパない。
掛け合い頑張った!

●アンコール

『Funny Bunny』


サビ部分を、さわおっちにあおられみんなで大合唱。


『WAITING AT THE BUSSTOP』


ここでコレ来るか?
最後だし、ぶっ倒れてもいいだろ?ってことですね(苦笑)


●メンバー退場


●照明が明るくなり会場にCDの「Ready Steady Go!」が流れる


ほとんどの人が帰ろうとせず、みんなで大合唱。
本人たちがいるわけでもないのに(苦笑)
いつからだろ?この習慣。

実は、その誕生(?)の瞬間に立ち会っていました。

あまりの素晴らしいライブに、ライブ終わったのに興奮から抜け出せず、退場音楽のピロウズの曲が流れて、見ず知らずの人たちと手を取り合い、誰もいないステージに向かって大合唱!

それが今や、定番化して、ずっと続いているんだな。しみじみ。


気づけば私も、誰もいないステージに向かって、張り切って声をあげ、腕を突き上げてた。



●Wアンコール

『No Surrender』


生き延びてまた会おう!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~総評~


さわおっちは、ジョークを言う一方で、文字にしたらむず痒くなるくらい熱いことを口にする人。
初めてライブ見たとき、MCの熱さにビックリ。

絵に書いたような「ロックンローラー」だと思いました(笑)
ここ数年で、フランクで、MCでは笑いを取るような人になったけど、やっぱり根っこは、変わってないな。

久しぶりのピロウズライブ、また若い子(20歳。しかもピロウズライブ初の女の子)と行ったせいか、色々昔を思い出しました。


ピロウズファン歴15年目になりますが、相変わらず私がこんなに夢中になれるライブをしてくれるピロウズが、やはり大好きです。

で、今回びっくりしたのが、曲間のさわおっちチューニング中。

会場の誰一人、声を出さないんです。

曲中は、みんな本当にノリノリでめっちゃ盛り上がっているのに、曲間はまさに水を打ったようにシーンとなります。

「さわおさ~ん!」なんて言う黄色い声援、一切なし!!


いったいどした??


以前、あまりにも調子乗った男性ファンが、曲間にしつこいくらい的外れな声援を送り、ヒヤヒヤしてたんですが・・・

案の定、ついにはさわおっちに怒られて、会場が凍りついたことがあったっけ。

その場に私もいたのですが、大阪のチョケかたは、目に余るものがあったんで。

最近のファンの子は、今みたいにフランクで面白いさわおっちのイメージが強いかもしれませんが、自分が目立とうとして、空気を読めないようなことをすると、やっぱりさわおっち。怒こりますよ!(笑)


非常に良く教育の行き届いたライブでした(苦笑)


ちなみに、次の大阪ライブは、6月に「Zepp Namba」なんですってね。

ちょっとライブから離れているうちに、難波にZeppができているなんて、知らなかった!!!


行きたいな。どうしよ。

先日(12月7日)、ピロウズの新曲『エネルギア』が発売になりました。


今回は事前に聴くことは一切せず、amazonで予約して、発売日当日に届いたのものの、その日は聴かずにウォークマンに落として、翌日通勤中に聴きました。


なに、これ。めちゃめちゃ良い!!

切ないくて美しいラブソング。さわおっちらしくもあり。さわおっちらしくなくもあり。


失った彼女との思い出のシーンがめまぐるしく脳裏に呼び出される「僕」の様(さま)。

この部分の言葉のチョイスが、相変わらずオシャレでカワイくてイカしてるのは、さすが!


そんな中、


「似合わない服の僕に笑った」


と言う歌詞は、いかにもさわおっちらしい。


でも、そのすぐ後の、


「ドアを閉めたらすぐ愛し合った」


て言う歌詞が、これまでのさわおっちのタイプと違って、ドキリとしつつ、グッときました。


********


今日、仕事帰り、旦那と待ち合わせてご飯を食べて帰りました。

その帰りの電車で、半ば強制的に、ウォークマンで『エネルギア』を聴かせました。


実は私たち、音楽の趣味が全く異なる夫婦でして。

付き合っている頃から数えると、すでに12年なんですが、12年目にして初めて旦那が、ピロウズの曲を褒めてくれました!


「今まで聴いたピロウズの曲の中で一番いい。特に、歌詞がいい。」


でしょーーー!!!


********


自宅に帰ってから、初回特典のPV(DVD)を、初めて見ました。


これがねぇ~。めちゃめちゃ素晴らしい!!

やはり切なくて美しいPVです。

内容はラブソングではないんですが、思わず涙してしまいました。


ピロウズメンバーが演奏しているセットと背中合わせに、絵本ような世界があり、その2つの世界がグルグル回ってます。

絵本の世界では、老人が黙々とロケットを開発しています。

時折、見ている写真は、自分と若い宇宙飛行士とのツーショット。

どうやら、その若者は打ち上げられたロケットが爆発し、亡くなったもよう。

そして、ようやく新しいロケットが完成。自ら乗り込む老人。幻の宇宙飛行士と一緒に、空へ・・・

絵本の世界に入り込んだピロウズが、満点の星が輝く屋上で演奏している。



あと、PVでは相変わらず、さわおっちが、5割増しで男前に映っておりました(笑) >失礼!


********


実は本日は、「なんばハッチ」にて、ピロウズのライブがありました。

行けなかった、と言うか、行かなかった、私。


かつて、いつも一緒にライブに行ってて、毎週のように会っていたのに、すっかり疎遠になってしまっていた友人が、今日のライブに行ったとのこと。

ツイッターで知って、思わず、人生初のツイートをしちゃいました。


********


「ピロウズ、売れるんちゃう?」と、上から目線な旦那。

言っときますけどねぇ。ピロウズは、十分音楽で成功している人で、私たちより遥かにお金持ってますから!!


ただ、確かに、もっともっとみんなに知っていただきたい。


You're the energy to which I'm moved! (by.エネルギア)