小学生の頃からなんとなくは気付いていたが、私は自分が幸せになろうとすると他の人が不幸になり、次いで自分も不幸になる。
中学時代もそうだ。
自分が動くせいで男女問わず傷つけ、その後に自分も不幸になった。
人を心から信頼することが出来ない。
だから私は小学から今まで、浅い付き合いをしてきた。
今となっては高校時代の担任、同級生の名前すら出てこない。
関係が浅かったからだ。
友人は多い方だが、なんでも話せる人なんて作ることができなかった。
高校は地元にしては珍しく国立の5年制の高校に入学した。
理由は今までのしがらみがない、各地から色々な人が来る高校に行きたかったからだ。
しかし、入学前にはもう卒業ではなく退学することを頭に入れていた。
なぜなら5年も一緒に同じクラスにいると、関係が嫌でも深くなってしまうというのが心底嫌だったからだ。
結局その通りに退学し、一浪したあとに大学に入学した。
このとき思っていたことは、死ぬまで一人で生活するためにどう成長するか、ということだけだった。
バイトも、サークルもそうだった。
周りの人たちが楽しそうにしているのをよそに私は一人で生活できるような精神を培おうと必死にがんばった。
何か一つのことに長く打ち込めない性分なので、バイトは途中でバックレたが、沢山の物を得ることが出来た。
サークルに関してもそうだ。
二年目でサークルを辞め、別のサークルに移った。
しかし、テニスだけは大学四年間を通してずっとがんばってきた。
ここが最近壊れようとしている。