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 大津市日吉台1の市民センターで9日、闘病中の小学男児をきっかけにして「脳脊髄(せきずい)液減少症を考える日吉台の会」の発足集会が開かれ、約200人の地域住民が集まった。同病は交通事故やスポーツ外傷で髄液が漏れて強い頭痛やめまいを起こすが、医療保険や交通事故の保険の適用外といい、同会は患者についての理解を広めて支援策を考えていきたいとしている。
 男児は市立日吉台小6年、左嵜将太君(11)。昨年8月9日、スポーツ少年団の集まりで体育館の登り棒から飛び降りて遊んだ後、帰宅後に体調が悪化。激しいめまいや耳鳴りで歩行困難になり、同病と診断され3カ月半入院した。退院後も症状が重く、学校にも通えず自宅療養を余儀なくされている現状を知った住民が「放っておけない」と立ち上がった。
 この日の集会には同様の症状に苦しむ患者らも参加し「『ただのむち打ち』とか『精神的なもの』と言われ続けた」と医療機関ですら認識が不十分だと訴えた。彦根市の大西架奈子さん(38)は交通事故から発症し複数の病院を訪ね歩いたといい「情報がなく、何をすべきか分からなかった」と語った。
 同会によると、日吉台地区の住民は4198人(1681世帯)。署名活動で会員を増やし「全国に数万人~数十万人いる」とされる潜在的な患者の掘り起こしや学校・行政機関への働きかけを検討するという。【後藤直義】

5月10日朝刊




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