粟国蚕飼育記録
平成19年4月25日
今日 3月に配布申請をしてました粟国蚕蚕種(卵)が届きました
卵は5月10日ころ孵化して5月末には繭になる予定です
独立行政法人 農業生物資源研究所ジーンバンク事業
により配布されました
今回で3年目4回目の飼育です
今日から蚕種の管理が始まります
蚕種(卵)について雑学
4月28日(雨 19度 昨日より天気が崩れ北風強)
蚕の蛾は一度に500個位の卵を産みます
そのうち一部は10日くらいして孵化するものと翌年の春に孵化するものに分かれます。
前者を非休眠卵、後者を休眠卵といいます
今回取り寄せた粟国蚕蚕種は昨年7月に産卵されたものです。
養蚕で大事な事はその卵を同時に孵化させることです。
今回は5月10日頃を予定して冷蔵処理して配布されてます。
室温で処理した場合沖縄など暖かいところでは孵化が早めになりますので
気をつけなければいけません。
また同時に孵化させるもう一つの要因は光です。卵の中で1日のサイクルを光で感じてるので
夜中光が当たるとそれが狂ってしまいます。