こんにちは。
福岡で茶道教室をしております
福田宗昕と申します。
考古学者を父に持つ私にとって、歴史学科で日本史を専攻することは、
これと言って特別な事ではありませんでした。
実家には、研究書や論文、土器や石器などが触れられるところにあり、
旅先で現地の遺跡や古墳を見て回ることもしばしばあることでした。
あれは幼稚園か小学校低学年の頃だったと思います、
自宅の小引き出しに見事な屈葬の写真がありました。
屈葬とは、死者の手足を胎児のように折り曲げて埋葬することを言うのですが、
幼かった私にそんな知識があるわけなく、
突然目に飛び込んできた骸骨の写真にひたすら恐怖を感じたものです。
このように私の育った環境は歴史に溢れており、私は自然と歴史学を志したわけなんです。
先日、私の母校である福岡大学人文学部歴史学科から
『18歳からの歴史学入門』という本が出版されました。
若い世代の方々に歴史学に関心を持ってもらいたいと作られた一書です。
では、歴史学に興味を持つ瞬間とはどんな時でしょうか。
学校で習う歴史の授業は受験対策で興味や関心を引く間もなく、暗記暗記でつまらないですよね。
よほど特色ある授業でなければ、ここで歴史に興味を持つことはほぼないでしょう。
ほとんどの方は歴史のごく一部の時代や物事に対して関心をもつのではないでしょうか。
太古のロマンを感じる古代が
日本一のベストセラーが生まれた華やかな王朝文化が
血沸き、肉躍る中世、群雄割拠の南北朝、戦国時代が
鎖国によって日本独自の文化芸術が花開き、その末期には志士が暗躍する近世が
近くて遠い近現代が
それぞれの魅力をもって人々を魅了するわけです。
最近では戦国武将だけでなく、刀剣までもイケメンに擬人化されてるそうですよ。
良いな~。
茶道具もイケメンにならないかな~(笑)
こんな感じで歴史に興味ないって方でも切り取ってみれば、
好きな時代や事象もあるんですよね。
他には、どんなシチュエーションが考えられるでしょうか。
人生の中で己を見つめる時期には、人によっては自分のルーツ、
自分のいる場所を知りたいと思うときに歴史に触れたいと思うかもしれません。
私自身を見つめて、両親の人となりを見、
祖父母その先のご先祖へと辿るその先に日本人という民族、日本という国を知るでしょう。
歴史とは、歴史上の人物を知るものではなく、
今の「私」を形作っている過去からの流れを知ることなのです。
では、何故18歳なのでしょうか。
思春期も終わり、もやもやイライラした時期が過ぎようとし、少しは物事を冷静に見れるようになる頃。
就職や進学といった人生において大きな転換期を迎えます。
大人の保護から離れ、自分自身で人生を選択せねばならない時がすぐそこに来ています。
その時にいかに冷静に、客観的に物事を判断できるかは非常に大切です。
「本書で扱うのは、いずれもよく知られた歴史的な出来事です。
しかし、あるときはドローンで俯瞰するように、
あるときは地中を掘り進むドリルのように、新しい光を当てていきます。」(本書帯より:写真2)
歴史学は、マニアやファンとは違い、歴史の事象をいずれの人物にも立場にも偏らず
、起こったことを起こったことそのままに見る学問です。
時には一つの事にこだわって追及し、また時にはそれを突き放して広い視野で、
それが歴史の流れの中で不自然ではないかを見ます。
その動作を一つ一つ進めていきながら歴史の中で起こったであろう事をクールに追及していくのです。
わが恩師はこのように仰いました。
「歴史学科で卒論(必修)を書けば情報処理能力が上がる」
当時は、これを文献を探したりするからだろうと思っていました。
今ではこの言葉は、俯瞰して物事を見ることにより、
物事の本質を見極める目が出来る、という事ではないかと思います。
俯瞰する力はトレーニング次第で誰にでも身に付くものです。
本書では18歳という大人になりゆく世代に、歴史学を通して俯瞰の目を培うきっかけをもたらすものではないでしょうか。
本書に書かれているものは、専門性はありますが教科書を理解していれば分かる内容で、たいへん読みやすくなっています。
18歳に限らず、すべての方に歴史学の入門書としてお手に取って頂ければ幸いです。
最後まで読んで下さったあなたに、感謝を込めて一服差し上げます。(写真3)

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