福田紫映のブログ

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今回は、高校の書道部の時に3年間書いていた『何紹基(かしょうき)』の『行草山谷題跋語四屏』を久しぶりに臨書しました。


  

行草とは、行書と草書が混じりあった作品。

この行草四屏は、何紹基の代表傑作。

ベースは行書体ですが、明代までの王羲之を典型とする行書体の姿とは、相当に異なっています。

初唐代の楷書と較べて、横画の起伏が逆入し、かつ送筆が長く、そのため字形が方形に収斂する。

行書を書いているにもかかわらず、隷書の書法が入り込んでいるからです。

隷書体を基盤とする筆蝕を、行草書体のように連続しつつ書字するところに生まれた書です。


私は、何紹基の様々な表情を見せる線の美しさに魅了され、かなりの時間を費やし思い入れがある為、創作する際でも何紹基の字体の様な風貌になります。

久しぶりに臨書をしてみて、条幅や全紙などの大きな紙で書きたくなりました。


 


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【何紹基】


中国、清代後期の書家。

湖南省道州の人。

家は代々官吏の家柄で、恵まれた家庭に育つ。

書を最も得意とし、兄弟4人とも能書で、俊才であった弟と共に何氏四傑と称せられた。

道光16(1836)の進士。

福建省郷試の正考官、四川学政となったが、のち官界を去った。

 

書は、若い頃に顔真卿を学び、呉栄光ら収蔵家の下で眼を養い、阮元・包世臣の理論に啓発されて北碑を学んだ。

さらに後は張遷碑を始めとする漢時代の隷書や、金文、李邕の書など、碑帖を問わず名品を学んで大成した。

 

何紹基は顔法を基礎として、雄大で華麗な 書風を展開した。

その存在は、百花繚乱たる清末の文墨界にあって、ひときわ眩しい光彩を放っている。


 


【臨書】


臨書とは、お手本とそっくりに書く事です。

お手本を手元に置き、可能な限り似せて書くようにする。

筆で書く文字は、点と線の組み合わせであるとともに、点と線に形を持ちます。

臨書は、点線の形を含めて隅々まで似せる事に意味があります。


そして、点線の微妙な形、かすれ、墨と紙との境界線の微妙な揺らぎから、筆を動かす速度、空中における運筆を読み取って、再現します。

 

古典の臨書において、最も大事な事は、筆使いを真似る事です。


そうしないと、点の一つ、線の一つであれば偶然に同じ様に書けても、適度な速度で真似をし続ける事はできないのです。



 


福田 紫映