苦しい夜は、 次に楽しいことがある時までの前振り

僕は死にたくなるほど苦しい夜は、
次に楽しいことがある時までの
前振りだと信じています。

嫌なことやしんどいことがあるから
創作意欲が湧いたり、
仕事があるから休みが気持ちよかったり、
喉が渇いているとただの水でもめちゃくちゃおいしい。

そう考えると、
しんどい時にしんどいまま
人生を終わらせるのはもったいない。

しんどければしんどいほど
一番自分が楽しい、
気持ちいいと、
と思える瞬間があるはずですし
それを信じていたいと思うんです。



又吉直樹さん

仕事が忙しい時は

早く休みが欲しい！と思いますが

一生、休みの状態が続いたら

早く仕事がしたいと思うでしょうし

仕事があることへの感謝心も芽生えるはず。

以前、定年退職をした方と食事会をした時

こんなことをおっしゃっていました。

「定年後は、

　キョウヨウとキョウイクが必要だよ」

へぇ、定年をしても

教養と教育が必要なのかと思いきや

「いやいや

　今日、用事があることと

　今日、行くところがあること。

　これが、キョウヨウとキョウイク」

たしかに、時間はあっても、

やるべきことがないと

孤独感に苛まれるものです。

自由と束縛は紙一重

仕事があることは当たり前ではない

たとえしんどくても

これを乗り越えた先には

達成感が待っている。

そんな風に考えると

目の前にある苦労は

その先に待っている幸せを

より一層、深く、濃いものにしてくれる

スパイスなのかもしれませんね。