先日、伊藤羊一さんのVoicyでは
「石の上にも3年」の真実と題して
話をされていました。
その中で
「1.01の法則、0.99の法則」を例に
説明されていたのですが、とても腑に落ちました。
「1.01の法則、0.99の法則」とは・・・
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
毎日ほんの少しだけ努力する1.01
毎日ほんの少しだけ手抜きする0.99
これを365日続けると、
ほんの少しだけ努力する人は、
1.01の365乗=約37になり
ほんの少しだけサボる人は0.3と
今よりも小さくなってしまうのです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
微差が大差となり、やがて格差となる
という内容で、私も研修ではよく使います。
1.01-0.99=0.02
たった0.02の違い(微差)ですが
1年後には
37-0.03=36.7の違い(大差)となります。
と、ここまでは知っていたものの
格差の説明はしていませんでした。
Voicyの中で、伊藤羊一さんは続けます。
2年続けたとして
1.01、0.99をそれぞれ730乗すると
1,428と0.0007
まだ格差と言えるほど開いてはいません。
では、3年続けるとどうなるか?
1.01、0.99をそれぞれ1095乗すると
53,939と0.00002
ここまで差が開くと
もう縮めようがありません。
まさに格差
3年続けると圧倒的に差がついて
格差になる。
だから石の上にも3年
なるほど、説得力があります。
でも、穿った見方の人は
こう言います。
「なぜ、乗数計算するのですか?
加算形式ではないのですか?」
確かに一理ありますので
加算形式で計算してみると・・・
ほんの少しだけ努力する1.01の場合
1.01×365=368.65
1.01×730=737.3
1.01×1095=1105.95
ほんの少しだけ手抜きする0.99の場合
0.99×365=361.35
0.99×730=722.7
0.99×1095=1084.05
これだと、差があまりないので
インパクトに欠けてしまいます。
乗数でも加算でも
そんなことは関係ありません。
とにかく
3年続けると差がつくのは事実
そう思います。