なりたい自分を名刺に書き添えよう | 言葉は言霊 ~話す言葉によって未来が変わる~

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いい言葉を聞いて、心を豊かにし
いい言葉を話して、明るい未来を作りましょう

日本講演新聞のVoicyで

「なりたい自分を名刺に書き添えよう」という

記事が紹介されていました。

 

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長年、大学で講師をしていた男性は

退職後、名刺も肩書きもなくなり、

何かの会合に出掛ける際に不都合を感じていた。

 

そこで「昔取った杵柄」で、

「教育科学研究所」なるものを創設し、

「所長」という役職を自分に付けた。

 

その名刺を持つことで、

また水を得た魚のようにあちこち出掛けるようになった。

定年退職すると、

特に男性は名刺と肩書きを失い、

何か社会の中で自分の居場所を失ったような

居心地の悪さを感じるものである。

 

名刺などなくても人生の後半期を

イキイキと生きている女性はざらにいる一方

多くの男たちは名刺がないと何となく落ち着かない。

ネガティブに考えると、

男って何て物悲しい生き物なのだろうと思えるが、

 

ポジティブに考えると、

「私はこういう人間です」という

紙切れ一枚を持つことで

社会的パワーを発揮できるのだから

この習性を生かさない手はない。


さて、

名刺にある肩書きというものは

ほとんどの場合、役職である。

 

普通はその役職に就いてから書き添える。

ところが世の中には

オモロイ人たちがいるもので、

この間、福岡で開催された

「九州ワクワク塾」という勉強会に参加したとき、

 

そこで配られたチラシの中に

「あなたの名刺を作りませんか?」

という文面を見つけた。

 

見た瞬間、

「これは面白い」と思ったので、すぐ申し込んだ。

何を面白いと感じたかというと、

自分の肩書きを自分で勝手に作っていいのである。

 

名刺の団体名は「九州ワクワク応援団」。

 

団長の山口貴史氏の名刺には

「日本をワクワクさせる九州男児」とあり、

 

同じ会場で出会った

佐賀県の寿司屋の女将の名刺には

「嬉乃すし元気すぎる女将」とあった。

 



こういう一文が

名前の隣に書き添えられていると、

その人らしさを感じることができて面白い。

 

「自分らしさ」とは

誰に憚ることなく自分でつくるものだ。

 

「こういう自分になりたい」と思ったら、

まだなっていないのにそれを先取りして自分の名刺に書き添える。

 

そうすると、

だんだんそうなっていくという効果があるそうだ。

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このアイデア、とても面白いと思います。

 

会社内での肩書きだけでなく

自分がどういう人間なのかをPRできると

より親近感が沸きます。

 

例えば、

市長なら、「○○市を日本一元気にする男」

教師なら「生徒の目を輝かせる授業を展開中!」

 

さて、自分の名刺には

どんな言葉を書き加えよう?